グルコサミンが不足すると骨や関節が弱くなる?!身長とグルコサミンの関係とは

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ご自身が小柄だからと、子供の身長があまり伸びないことをあきらめてしまっている親御さんは少なくありません。しかし、実は身長と遺伝はさほど大きくは関係していません。

遺伝は確かに身長に影響するのですが、身長が与える影響はわずか3割弱だといわれています。
残りの7割が栄養だったり、生活環境だったりと、何か他の要素が原因となって身長の伸びを妨げてしまうことがあるようです。

しかし、子供は両親と同じ環境で生活しているので、食生活やその他の生活サイクルが似ていることが多く、遺伝ではなく背が伸びにくい生活環境を受け継いでしまっていることは往々にして考えられます。

身長を伸ばすための栄養や生活環境をきちんと理解するために、身長に関係していると考えられている、グルコサミンについてご紹介します。

グルコサミンってなに?

グルコサミンというのは、アミノ糖の一種です。アミノ糖自体なかなか聞いたことがない、という方もいると思うのですが、これはアミノ酸と糖が結びついたものです。
主にエビやカニをはじめとした甲殻類のからや、動物の皮膚、軟骨などにふくまれていて、人間においてもやはり皮膚や軟骨、爪などの成分として活躍しています。

つまり、グルコサミンが減少してしまうと軟骨を作り出す成分が少なくなり、骨や関節が弱くなる可能性があります。
しかし、通常体内で作り出されるグルコサミンは、年齢とともに減少してしまう傾向があるため、年配の方にも注目されている栄養成分です。

グルコサミンと身長の関係

年配の方ばかりではなく、成長期の子供の身長を伸ばすためにもグルコサミンが重要な理由を説明します。

これはそもそも背が伸びる仕組みに大きく関係しています。人には生まれつき、それぞれの骨の端に骨端線(こつたんせん)という軟骨があります。
これは成長期を終えるまでは柔らかく、成長ホルモンを浴びるとゆっくりと伸びていきます。

骨端線(こつたんせん)

引用元:sp-kodama.com

 
つまり、身長が伸びる、というのは骨端線が伸びる、ということです。成長期が終わると骨端線は白く固くなり、他の骨と変わらない状態になります。こうなってしまうとこれ以上骨端線が伸びることはありません。

身長の伸びが止まる、というのは、骨端線が伸びきった状態か、骨端線が伸びきっていなくても成長期が終了して骨端線の軟骨が固まってしまった、ということになります。

先ほど説明したように、グルコサミンは軟骨を作り出す成分でもあります。そのため、軟骨を強化してくれたり、と骨端線に良い影響を与えます。

そもそも成長期には軟骨自体が栄養をたっぷりと蓄える必要があるため、軟骨の栄養となるグルコサミンは非常に重要な成分です。

グルコサミンの摂取方法は?

先ほど説明したように、グルコサミンはエビやカニなど甲殻類の殻や動物の皮膚、軟骨などに含まれています。そのため、甲殻類でも殻のまま食べられるような桜エビや沢ガニなどを食べるのがおすすめです。

動物であれば鳥や豚を軟骨まで煮込んで食べるか、その他にはキノコ類やおくらなどからも摂取が可能です。

しかし、食品から摂取した成分がそのまますべて体に吸収されるわけではありません。
そもそも食品となるものの可食部にはあまり含まれていない成分なので、食事から摂取するのがなかなか難しい成分のひとつでもあります。

意識してグルコサミンを摂取したい場合には、サプリメントを活用するのがおすすめです。さらに、コンドロイチンという栄養成分には、軟骨に水分を引き寄せる働きがあります。
水分は軟骨にとって重要なエネルギー源なので、グルコサミンを摂取するときにはコンドロイチンも一緒に摂取すると、より大きな効果が期待できるかもしれません。

サプリメント
身長を伸ばすためには確かに軟骨や、それを補強するためのグルコサミン、コンドロイチンなどが重要ですが、大切なことはそれだけではありません。

成長に必要なカルシウム

たとえばいくら軟骨が強くなっても、骨そのものに栄養が不足していては、思うように身長を伸ばすことはできません。骨の主成分は多くの人がご存知の通り、カルシウムです。
しかし、血液など体内のほかの場所にもカルシウムは存在しており、体内のカルシウムが不足すると、体は自然と骨や歯からカルシウムを溶かして体内に放出します。

グルコサミン 身長

引用元:revecare.com

 
これによって体内のカルシウム量は調整されますが、当然カルシウムを溶かし出してしまった骨や歯は、それ以前に比べて強度が弱くなってしまいます。
骨が弱くなってしまうことは身長が伸びることを妨げてしまうだけでなく、骨粗しょう症など他の症状の原因にもなるので注意が必要です。

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特に女の子の場合、思春期には体重の増加などを気にして食事量を極端に減らしてしまう場合があります。それとともにカルシウムの摂取量が少なくなってしまうことがあるようです。

炭水化物、タンパク質など、成長期の体にはとにかく様々な栄養素が必要です。どうしても体型が気になるようであれば、決して無理なダイエットをせずに、バランスの良い食事で栄養が偏らないようにしながら、適度な運動をしてダイエットに挑むようにしてください。

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成長ホルモンについて

骨の成分以外に身長の伸びに大きく関係しているものに、成長ホルモンというものがあります。
そもそも骨端線は成長ホルモンの刺激を受けて伸びるため、成長ホルモン自体が十分に分泌されているかどうかが成長の鍵となります。

成長ホルモンの分泌のためには生活習慣を整えることが重要です。

たとえば、良質な睡眠をとることもそのひとつ。就寝してから最初に深い眠りについた後の数時間のあいだに、成長ホルモンが多量に分泌されることがわかっています。
しかし、睡眠の質が悪いと、そもそも深い眠りにつけなくなってしまうので、成長ホルモンの分泌に影響してしまいます。

成長ホルモン サプリ
寝る前に運動をしたり、食事をしたりというのは体や脳を刺激してしまい、睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
それ以外にも、ブルーライトの光が脳を刺激してしまうこともわかっているので、就寝前にパソコンやテレビ、スマホなどを見ることはおすすめできません。

また、ストレスは知らず知らずに眠りを浅くしてしまうものです。特に受験生の場合などは、日頃から上手にリフレッシュ対策を考えておくと良いのではないでしょうか?

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そして、日中はしっかり外に出て体を動かすようにしましょう。成長ホルモンは、睡眠時以外にも紫外線を浴びたあとや、適度な運動をした後の一定の時間に多量に分泌されるそうです。
お休みの日だからといって遅くまで寝かせておかず、できる限り外に出て運動する機会や環境を作りましょう。

昔に比べ、共働きの家庭が増えたことで平均的な外食の回数が増えていたり、子供の生活時間も夜型にずれこんでしまっているケースが多く見受けられるようになりました。
しかし、体作りや栄養というのは、わずかな時間で効果が現れるものではなく、いわば日々の積み重ねです。

成長期になったから、と急に変化をさせてもなかなか効果が期待できないこともあるので、子供が小さいうちからできる限り成長のことを考慮した生活環境を送ることが望ましいです。

家事や育児、そしてお仕事、と、働くママは忙しく大変なことばかりですが、親が子供のサポートをしてあげられる時間は限られています。料理や家事は時短テクニックを活用するなどして、自分自身も無理しすぎないように工夫しながら家庭でのケアをしてあげてください。

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まとめ

  • グルコサミンが減少してしまうと軟骨を作り出す成分が少なくなり、骨や関節が弱くなる可能性があり、通常体内で作り出されるグルコサミンは、年齢とともに減少してしまう傾向がある。
  • グルコサミンは軟骨を作り出す成分でもあるため、軟骨を強化してくれたり、と骨端線に良い影響を与える。
  • 食事から摂取するのがなかなか難しい成分のひとつでもあり、意識してグルコサミンを摂取したい場合には、サプリメントを活用するのがおすすめ。

 

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