その骨の痛み、成長痛ではないかも?オスグッド病とは

オスグッド病

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ご自身の成長期のときに、膝などに痛みが出る「オスグッド病」という病名を耳にした記憶は有りませんか?

わたし自身は「オスグッド病」ではありませんでしたが、バスケットボール部の友人はこの「オスグッド病」の痛みに悩まされていました。

聞き慣れない「オスグッド」という言葉は、この障害を発見した「オスグッド氏」と「シュラッター氏」に由来しています。そのため「オスグッドシュラッター氏病」「オスグッドシュラッテル病」とも呼ばれる、骨の障害です。

オスグッド病とは

オスグッド病の発症も成長痛も、成長期によく見られるため、オスグッド病の痛みと成長痛を一緒に考える、または、思い込みで成長痛と勘違いされる場合がありますが、オスグッド病の痛みと成長痛とは全く別のものと覚えておいてください。

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成長痛の定義は

成長痛とは字面からいって、骨や筋肉といった身体の成長に伴う痛みと考えられていますが、実際はそうではなく、成長痛とはまだ未発達で未熟な骨や身体に疲れが出て、痛みを発症すると考えられていて、はっきりとした成長痛の定義はないそうです。

オスグッド病の痛み

一方、オスグッド病の痛みにははっきりとした原因があり、最初にお話しました通り、オスグッド病は骨の障害のひとつです。

オスグッド病の痛みが出るのは膝蓋骨、俗に言う膝のお皿の下のあたりから脛(すね)の付け根までの狭い範囲が中心です。

オスグッド病

引用元:sikanoko.com

 
この部位を脛骨粗面と呼びますが、ここの周辺に限られた痛みの時は、成長痛でなくオスグッド病を疑いましょう。また、炎症の程度により膝のあたり全体的に痛みを感じることもあります。

オスグッド病の原因は

未熟な骨や関節、筋肉への負荷と疲労が痛みの原因と考えられる成長痛と違い、オスグッド病にははっきりとした原因があります。

運動などにより、さきほど痛みが出る箇所として紹介した脛骨粗面への牽引が、オスグッド病の要因と考えられています。脛骨粗面への牽引により脛骨の一部が剥がれたり、隆起することにより炎症が起きたり、痛みを感じるのがオスグッド病の原因となります。

 

どのようなひとが発症するのか?

脛骨粗面への牽引は、骨の成長に筋肉や腱の成長が追いつかない場合と、それとは逆に筋肉がつきすぎて負荷がかかりすぎる場合とがあります。比較的にスポーツをしている子どもさんにオスグッド病の発症が多く見られるのは、そのようなことが要因と考えられます。

特に10歳から15歳の成長期には、まだまだ骨も成長期にあり、骨が成長するための骨端骨がもろいため、成長期のお子さんは特にオスグッド病を発症させやすいとも言えるでしょう。

ダッシュやジャンプによる筋肉の伸縮

多くのスポーツや運動に欠かせない「ダッシュ」や「ジャンプ」といった筋肉の伸縮は、脛骨粗面への牽引の負荷がかかりやすい運動です。

学校の部活などでも人気のある「サッカー」「バスケットボール」「バレーボール」「テニス」のほかにも「陸上競技」といったスポーツ全般にこのダッシュやジャンプといったタテの動きは欠かすことができません。そのようなスポーツに打ち込んでいるお子さんや、身体を動かすことが好きなお子さんの場合、成長痛ではなくオスグッド病の可能性が考えられますので、痛みを感じる箇所を注意しましょう。

オスグッド病の治療法は?手術は?

オスグッド病は骨の障害と説明しましたが、骨の障害と聞いて手術の必要があるのかと心配されるひともいるかもしれませんが、幼少期の身体に大きな負担がかかる手術による治療は、ないこともありませんが、剥離した骨が離れてしまい、それを摘出するなど大変に珍しいケースです。オスグッド病の可能性があったとしても、まず、手術の心配はありません

手術による治療ではなく、オスグッド病の治療は、装具などをつかったり、安静にするなどの保存治療が中心となりますので、まずはオスグッド病の疑いがある場合には、怖がらず早めの受診をおすすめします。

症状が治まるまで安静にする

特にスポーツが原因でオスグッド病を発症してしまったお子さんの場合、身体を動かすことを避け「安静にする」というのは、つらいことかもしれませんが、成長期をすぎると骨の剥離や炎症が治まるので、それまで安静に過ごすことが、まず治療の基本となります。

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痛みが強い場合は非ステロイド系の抗炎症剤で一時的に炎症を抑えたり、固定具で発症箇所を保護するなどの治療法があります。ほとんどのオスグッド病の場合成長期を過ぎてから発症するケースは少なく、成長期に発症しても、中学校高学年や高校生になると症状が治まるようです。

早期発見、早期治療を

手術による治療の可能性は少ないとお話しましたが、それにはまず早期に発見して、早期に治療を開始することが前提です。

まず、膝や脛骨粗面に痛みがある場合、疲労などによる成長痛かオスグッド病なのかを見極め、オスグッド病の可能性があれば専門医に診てもらうようにしましょう。

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まとめ

  • オスグッド病の痛みと成長痛とは全く別のもの。
  • 成長痛とはまだ未発達で未熟な骨や身体に疲れが出て、痛みを発症すると考えられている。
  • 特に10歳から15歳の成長期には、まだまだ骨も成長期にあり、骨が成長するための骨端骨がもろいため、成長期の子供は特にオスグッド病を発症させやすい。
  • オスグッド病の可能性があったとしても手術の心配はなく、痛みが強い場合は非ステロイド系の抗炎症剤で一時的に炎症を抑えたり、固定具で発症箇所を保護するなどの治療法がある。

 

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