身長が伸びないのは遺伝?病気?意外なその原因とは

身長伸びない理由

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牛乳毎日飲んでいるのに…プロテインも摂っているのに…なかなか身長が伸びないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

身長はその80%が遺伝的なものによって決まると言われており、残りの20%が生活習慣や病気などが原因とされています。

ではその20%に含まれる生活習慣では、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。今回は身長が伸びない理由から探っていきましょう。

身長が伸びない原因:身長を伸ばすために必要なこと

身長 伸びない
身長を伸ばすために必要なことは、質の良い睡眠・栄養バランスの取れた食生活・激し過ぎない運動などが挙げられます。

質の良い睡眠

身長を伸ばすのに大きな関わりがある成長ホルモン。この成長ホルモンは睡眠中に分泌されるホルモンです。入眠から2時間程度経過した一番深い眠りの時に大量に分泌されると言われています。

しかし就寝時間が遅くなって生活リズムが乱れると、質の良い睡眠が得られず、成長ホルモンの分泌量が少なくなると言われています。

慢性的な睡眠不足は、身長が伸びにくくなることに繋がるのです。理想的な睡眠時間は、次の通りです。

理想的な睡眠時間
小学校中高学年 9時間
中学生 9時間
高校生 8時間
成人 7時間

寝過ぎてしまうと、頭痛や腰痛などが起きることがあるので、上記の時間を目安にするのが理想的です。

現代の子供達は塾や勉強に加え、スマホを扱う時間が多く、睡眠時間が削られがちです。布団に入っても寝付く直前までスマホを使用している子供も少なくありません。

就寝ギリギリまで液晶画面を見ていると、睡眠の質が悪くなると言われているため、成長ホルモンの分泌量に影響を与える可能性があります。

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栄養バランスの取れた食生活

子供の頃は好き嫌いをせず、出来るだけいろいろな食品をバランス良く食べることが重要です。カルシウムやタンパク質は成長に欠かせない大事な栄養素と言われていますが、こればかりを集中的に摂るのも良くありません。偏らない食事を心がけることが大切です。

また一日3食をきちんと食べる、良く噛んで楽しく味わって食べる、寝る直前は食べないなど、出来るだけ食事の摂り方にも気を付けるようにしましょう。

身長を伸ばすために、特に必要な栄養素と言われているのはカルシウム、タンパク質、マグネシウム、亜鉛の4つです。

カルシウム

カルシウムの99%が骨に、残りの1%は血液、筋肉、神経に存在し、骨や歯の形成や体の生理機能を安定させる働きをしています。

成長期に積極的にカルシウムを摂取し強い骨を作っておかないと、大人になってから骨粗しょう症になりやすく、骨折を起こしやすくなる可能性があります。

小魚、ワカメ、ひじき、干しえび、うなぎ、乳製品、切り干し大根、大豆製品、緑黄色野菜などに多く含まれています。

タンパク質

人間が最低限必要とする三大栄養素のひとつ(タンパク質・糖質・脂質)。成長を促進し、生殖機能の発達、代謝のコントロール、成長ホルモンの分泌を促すといった働きがあります。

タンパク質が不足すると骨がもろくなり、筋肉量も低下します。

しらす、イクラ、さんま、マグロ、カツオ、ブリなどの魚類、鶏肉、豚肉、牛肉などの肉類、大豆製品、チーズ、タマゴなどに多く含まれています。

肉類にはタンパク質だけでなく脂肪も多く含まれています。食べ過ぎは肥満の原因になるので注意が必要です。

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マグネシウム

タンパク質の合成や体温調整、筋肉の収縮、エネルギー代謝などの働きがあります。マグネシウム:カルシウム=1:2で働くミネラルであることから、カルシウムと一緒に摂取することが必要です。

ひじき、ワカメ、いり胡麻、アーモンド、桜えび、焼き海苔、落花生、玄米などに多く含まれています。

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亜鉛

骨の成長を促し、生殖機能の維持、味覚、唾液の分泌を正常に保ちます。亜鉛が不足すると食べ物の味が分かりにくくなり食欲が減退することに加え、肌荒れや抜け毛などが見られるようになります。

生牡蠣、ホタテ、ビーフジャーキー、パルメザンチーズ、煮干し、豚もも肉、豚レバー、たたみいわし、抹茶などに多く含まれています。

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激し過ぎない運動

スマホやPC、ゲームなどで遊ぶことの方が多くなった現代の子供達。下を向いて遊ぶ時間が増えることで、どうしても猫背になりがちです。姿勢が悪くなると内臓が圧迫され、正常に機能しにくくなり、成長を妨げることはもちろん、様々な疾患に繋がる可能性があります。運動をすることで姿勢の悪さも改善され、健やかな成長を促すことが出来ると考えられています。運動が成長に良いとされる理由は、

  • 運動してお腹が減ることにより、美味しくたくさん食事を取ることが出来る
  • 運動することで適度な疲労感が得られ、スムーズな入眠、質の良い睡眠が確保出来る

身長が伸びるとされるスポーツは、骨端軟骨を伸ばすことが多いものと言われており、バレーボール、バスケットボール、水泳、ダンス、ジョギング、なわとびなどとなっています。

逆に身長が伸びにくいとされているのは、器械体操、柔道、レスリング、重量挙げ、マラソンなど消耗の激しいスポーツ、関節を圧迫するようなスポーツとなっています。但しスポーツの種類だけで身長の伸びが決まる訳ではありません。

前述したように「質の良い睡眠」や「栄養バランスの取れた食生活」など、生活習慣を整えることが必要なのです。

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身長が伸びないのは病気のせい?

身長の伸びが著しく悪い場合はホルモンや染色体の異常、骨の病気などが原因になっている可能性があります。

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成長ホルモン分泌不全症低身長症(下垂体性小人症)

脳の下垂体から分泌される成長ホルモンの量が少ないために、成長率が悪くなって低身長になる疾患です。その95%程度は原因がはっきりしておらず、特発性のものとされています。残りの5%は脳腫瘍などが原因で起こると言われています。

症状は成長率の低下と低身長、また稀ではあるものの同じ下垂体から分泌されているほかのホルモン分泌不全が表れることがあり、その場合は甲状腺機能低下症、性腺機能低下症、尿崩症などが見られます。

この疾患の治療法は成長ホルモンの投与。基本的には毎日寝る前に皮下注射します。中にはこの疾患以外のホルモンの病気が隠れていることがあります。低身長と分かったら、小児内分泌の専門医に相談してみましょう。

軟骨無形性症

四肢短縮型小人症(手足が短く身長が伸びない)のうち、最も頻度が高い疾患と言われています。長管骨と呼ばれる成長軟骨の発達が悪く成人男性の平均身長が130cm、女性で124cmにしかなりません。

  • 背骨の彎曲が大きく、お尻が出たような姿勢になる
  • 頭囲が大きく、鼻の部分が低い
  • 腰痛、関節痛
  • 無呼吸
  • 中耳炎
  • 歩行困難
  • 排泄障害

などの症状も見られます。原因は軟骨を形成する遺伝子の異常であることが分かってきましたが、根本的な治療法は確立されていません。

ターナー症候群

ターナー症候群は生まれつきの体質ですが、思春期以降になって初めて自分がターナー症候群であると気付くケースも少なくありません。ターナー症候群の症状には、

  • 低身長
  • 手足のむくみ
  • 卵巣機能不全
  • 耳の変形
  • 幅広い胸
  • うなじの毛の生え際が低い
  • 腎臓の奇形

などがあります。ターナー症候群の原因は染色体の異常によるものなので、根本的な治療法はなく、対症療法として成長ホルモンや女性ホルモンの投与が行なわれます。

筋肉をつけすぎると身長が伸びないって本当?

子供の頃から筋肉を付けすぎると身長が伸びないという話を良く聞きます。筋肉が付きすぎると骨の成長を妨げてしまうというのが、その理由でした。この「筋肉を付けすぎると身長が伸びない」という噂は間違いではなく、少し言葉が足りないという方が正しいかも知れません。

正解は「筋肉がたくさん付くような激しいトレーニングや運動を行なうと、骨や関節に負担がかかり、身長の伸びに影響を与える」ということなのです。

身長を伸ばす骨端軟骨は非常に柔らかい組織であるため、強い負荷が繰り返しかかると大きなダメージを受け、十分に成長できなくなる可能性があるのです。

適度な筋力トレーニングであれば問題ありませんが、うさぎ飛びやウエイトを用いたジャンプトレーニングなど、どう考えても過度に負担がかかっていると分かるようなメニューは避けた方がいいでしょう。

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身長は何歳で伸びなくなる?

身長がなかなか伸びないまま年齢を重ねていくと、「身長って何歳まで伸びるんだろう…。」と不安に思ってしまいます。

身長が伸びるというのは、言いかれば骨が伸びるというこでもあります。

そのため、「身長は何歳まで伸びるのか?」という質問は「骨が何歳まで伸びるのか?」と聞いていることにもなります。

「骨が伸びる」と言いますが、厳密にいうと伸びているのは骨と骨が連結している部分に存在する「骨端線(こつたんせん)」という軟膏です。

骨端線は、骨を伸ばすことで有名なカルシウムといった栄養素や3つの成長ホルモン(成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモン)の働きによって伸びていき、それによって身長も伸びていきます。

しかし、年齢を重ねるにつれて子どもの頃に柔らかかった骨端線は硬くなっていき、さらに骨端線に影響を与えるホルモンにも変化があらわれ、身長も伸びなくなってきます。

一般的には、男性であれば17~18歳、女性であれば15~16歳で身長が伸びなくなると言われていますが、それまでの生活習慣などによって思春期を過ぎた後でも身長が少しずつ伸びるという人もいます。

このように皆さんも感じているように、身長が伸びなくなる年齢というのは人によって異なり、外見からでは「何歳で身長が伸びなくなるのか?」「もうこれ以上身長が伸びる可能性はないのか?」というのは判断できません。

しかし、レントゲンを撮影するとその人の骨端線の状態が分かり、身長がまだ伸びる可能性があるのかも分かります。

もし自分の子どもの身長が気になる場合には、整形外科で骨の成熟度を調べるレントゲン写真を撮ってもらうといいでしょう。

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身長は遺伝する?

身長があまり伸びなかった子供は自分の親の身長を見て「自分の身長が伸びなかったのは親からの遺伝だったのか…。」と残念な気持ちを抱くことがあります。

しかし、実際に身長に遺伝が影響するかというとそうとも言えません。

ある研究から身長に影響を与える要因は「遺伝が25%、後天的な環境が75%」と考えられています。

しかし、実際に周りを見てみるとやはり親子揃って身長が低い、身長が高いという家族を良く見かけるため、「もっと遺伝が身長に与える影響は大きいのでは?」と感じてしまいます。

確かに親と子の身長が似ている家族をよく見かけますが、これは遺伝が影響した結果というよりも、生活環境が似た結果だといえるでしょう。

当然親と子は、子が成人する頃くらいまでは当たり前のように一緒に生活しますから食事や睡眠時間といった身長に影響を与える生活環境が似てしまいます。

そのため親と子で身長が似てしまうことが多いのです。

しかし、これは逆に考えれば親の身長が低くても、子どもの身長が高くなる可能性は十分にあり得るということでもあります。

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身長を伸ばすためにできることとは?

睡眠や食生活、運動に関しては前述した通りですが、ストレスを溜めないことも非常に重要です。子供のストレスの原因は、家族関係や友達との人間関係などによって生じることが多いと言われています。

ストレスが溜まると食欲不振や睡眠障害、情緒不安定などの症状が表れ、成長ホルモンの分泌量にも影響を及ぼします。子供の様子がいつもと違う、元気がないといった様子が見られたら、子供自身が話しやすくなる環境作り、いつも見守っているから大丈夫だよ…という安心感を伝えてあげられるようにしましょう。

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まとめ

  • 身長を伸ばすために必要なことは、質の良い睡眠・栄養バランスの取れた食生活・激し過ぎない運動などが挙げられる。
  • 身長の伸びが著しく悪い場合はホルモンや染色体の異常、骨の病気などが原因になっている可能性がある。
  • 「筋肉を付けすぎると身長が伸びない」という噂は間違いではなく、「筋肉がたくさん付くような激しいトレーニングや運動を行なうと、骨や関節に負担がかかり、身長の伸びに影響を与える」ということ。

 

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