なぜ思春期に貧血が多い?病院での治療法と家庭でできる対処法

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

思春期は子供が大人になるい好機であり、体がみるみる大きくなる時期です。

だから思春期には取り入れる栄養の摂取も多くないといけません。

しかしながら思春期になると異性を意識して無理なダイエット行ったり、また、女の子は生理が始まったりと、成長に必要な血液を作るよりも、血液を消耗する機会が増える時期となるために貧血になり易いのです。

思春期に貧血が起こるメカニズムは?

思春期 貧血
貧血とは血液中の赤血球の数が少ないか、酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンの数が少ない(濃度が薄い)ことを言います。

貧血の原因は大きく分けると5つほどありますが最も多い原因は「鉄分不足」による貧血です。

その他の原因としては造血器官の機能低下などがあります。

人間の体は精密機械以上に精巧にできています。

血液は酸素と栄養を細胞に届ける役割を担っているのですが、その中身を少し詳細に見ると、血液の成分である赤血球のヘモグロビンが酸素と結び付き、肺から取り入れた酸素を細胞に届けます。

この「ヘモグロビン(酸素運搬車)」の数が少なければ(濃度が薄ければ)細胞に充分な酸素が届かない為にエネルギーを作り出すことが出来なくなります。

鉄分不足による貧血

貧血の中で一番多いのが鉄分欠乏による貧血と言われています。

思春期では体型を気にするあまり、無理なダイエットを行います。その為には食事量を無理やり減らします。また思春期では運動に興味を持ち熱中します。

こうして鉄分の摂取量が減り、運動による鉄分の消失などが起こるために、鉄分不足になってしまい、ヘモグロビンの濃度が薄くなり貧血を起こすのです。

その結果、酸素運搬機能が低下して「貧血」と言われる症状が現れます。

酸素が細胞にいきわたらないと細胞の働きが低下します。細胞は肺から吸収された酸素と、腸から吸収された栄養素が結びつき化学反応を起こしてエネルギーを作るのですが、この作用が「酸素不足」で低下してしまいます。

造血器官の機能不全による貧血

人間の血液は骨髄でつくられます。何らかの原因で骨髄の造血作用が弱くなったりしますと、血液が作られなくなり貧血になります。

これは先天的な病気であり完治するには「骨髄移植」をするしかありません

その他の理由による貧血

貧血は放置しおくと体の中がいつも酸欠状態となるために、息切れや動機に悩まされて健全な社会生活が送れなくなります。

貧血かなと思えば専門医を受診して原因を特定、早めの治療が必要です。

原因によっては入院加療が必要ですし、単純な鉄分不足なら食事療法で解決できます。

なぜ思春期に貧血が多い?

思春期 貧血
思春期は身長が伸びる時期であり、身体が短期間(5年程度)で大きくなる時期です。従って口から取り入れる栄養は質と量ともに多くしなければいけません。

今までの様な幼児期の延長で食事を取っていれば、どうしても栄養不足になってしまいます。

思春期は必要とされる栄養が充分取れないうえに、血液が失われる、消耗する機会が増える為に貧血を起こしやすくなるのです。

そして具体的には以下の様な理由が考えられます。

鉄分の必要量が増大する

思春期では1年に6センチ程度、場合によっては10センチ程身長が伸びます。要するに体が多くの栄養素を求めることになります。

大人1人当たりの必要鉄分は1日に1ミリグラム程なのですが、思春期においては2~3ミリグラム程度の鉄分が必要になります。

失われる鉄分が増える

思春期の子供は活動が活発で、運動を好んでするようになります。強い運動を毎日行うと汗をかき鉄分が失われてしまします。

また運動する為には大量の酸素が必要となり、酸素を運搬するヘモグロビンも多く必要になります。

この結果体内に蓄えられている「鉄分」が減少してしまいます。

また女の子の場合は生理が始まっていますので、出血による鉄分消失が起こります。

鉄分の摂取量が少なくなる

思春期においては自己主張が強くなったり、また異性を意識するあまり無理なダイエットを行ったりします

また夜更かしをする事も多くなって、ついつい朝食を抜く、食べるよりも5分でも寝ていたいと朝寝坊をします。

従って食事の量が減り、鉄分摂取も少なくなってしまいます。

思春期になりやすい貧血の治療法は

貧血を起こすと細胞への酸素供給量が減るために、息切れや立ちくらみが起こります。できるだけ早く治療しておきたいものです。

まずは病院へ行き原因を確かめておくべきです。

もしも鉄分の欠乏による貧血の場合は「鉄剤」の投与を受けることになります。鉄剤は継続して服用する必要があります。

ヘモグロビンの濃度(ヘモグロビンA1C)を測定しながら治療を行います。

鉄分は吸収率が悪く、10ミリグラムの鉄分を摂取しても体内に吸収される鉄分は1ミリグラム(吸収率1%)と言われています。

吸収率を高める為には鉄剤単独ではなくビタミンCなどの摂取も不可欠です。

生活習慣を見直す

思春期 貧血
家庭で出来る貧血予防、貧血対策の第一は、生活習慣を正すことです。

特に食習慣は最も大切です。

次に早寝・早起きをして良い睡眠を取り、さらには適度に運動する習慣を持つことです。

思春期の貧血は食習慣を正しくするところから

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄に分けられるのですが、吸収率を考えるとヘム鉄の摂取が有効です。

ヘム鉄は動物性食品に多く含まれている為、例えば豚や鳥のレバーなどを食べると効率的に鉄分補給ができます。

また、朝ごはんを食べる習慣をつけるべきです。肉や魚、野菜や海藻類をバランスよく食べることで鉄分不足は解消するでしょう。

食べ物の好き嫌いが激しい子供もいますが、食習慣は以後の人生にも影響しますので、好き嫌いをしない子供に育てたいですね。

関連記事野菜が嫌いな子供も安心!効率的に栄養吸収!

バランスの良い食事を食べる事は貧血予防につながりますが、極端なことを言うとあらゆる病気の予防にもつながるのです。

子供を育てる事は言い換えると「良い食事をさせること」と言い換えても過言ではないのです。

しかし思春期はお菓子や清涼飲料水を飲む機会が増える為に、どうしても鉄分不足になりがちです。

親は子供の食事に配慮して、朝食を食べさせる工夫、鉄分豊富な食材(動物のレバーや肉など)を食卓に出すように心がけましょう。

不足する栄養素は鉄分だけでありません。食べ物の好き嫌いが多い子もたくさんいます。

嫌いなものを無理に食べなくても、必要な栄養素は栄養補助食品で補うことができます。

関連記事体を作るのに大切なサプリランキング
関連記事【徹底比較】子供の身長を伸ばすサプリメントで効果があるのは一体どれ?

また、プラステンアップのように飲むだけで栄養補給ができるタイプのものもありますので、試してみてはいかがでしょうか。

関連記事中学生・高校生の成長に特化した成長サプリ「プラステンアップ」の効果と口コミ

中学生・高校生の成長に特化した成長サプリ「プラステンアップ」

ご購入はこちらから!プラステンアップ公式サイト

ご購入はこちらから!プラステンアップ公式サイト

良い睡眠をとる

思春期は背伸びをして大人びた行動を取りたがります。

夜更かしもそうです。いまは昔と違って24時間生活になっており、夜更かしは悪くないと言う風潮です。

しかしやはり昼間は働き、夜は眠ると言う生活を人間は長い間(数百万年)行ってきました。その習慣が破たんしようとしています。

睡眠は食事と同じくらい重要なことはであると言われています。

寝ることで細胞は修復されて、精神はストレスから解放されます。朝起きると「リセット」されている状態が最も好ましいのですが、夜更かしをすると昨日の事を引きずり精神的にも肉体的にも休む時間がないのです。

良い睡眠を取る為には「早寝早起き」、寝る前に「電気機器を使わない」、昼間に軽い運動をすることです。

夜更かし、スマホの使い過ぎ、屋内にばかりいる事は避けましょう。

適度な運動をする

先ほど述べたように強い運動を続けると「スポーツ貧血」になってしまいます。計画的に運動を休む日を作ってみましょう。

子供は毎日運動をしたがるかもしれませんが、親は休む意味を良く説明して納得の上で運動をするようにしたいものです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」と言う諺がありますが、何事も「多すぎ」る事は良くありません。

運動も適度な運動が良くて、あまりにも強すぎる運動は体を痛めます。

関連記事スポーツ性貧血の対策と予防法とは?

 

思春期は成長期でもあるため、鉄分が不足したり、急に体が大きくなることで、血流が追い付かなくなって貧血になることがあります。

正しい生活習慣を身に着け、しっかりと栄養を補給して、体調を改善していくよう心がけましょう。

もし、日常生活に支障がある場合は、病院でアドバイスをもらったり、必要に応じて薬を処方してもらうことができますので、無理はせず早めに診察を受けることも大切です。

まとめ

  • 貧血とは血液中の赤血球の数が少ないか、酸素を運ぶ役割を担うヘモグロビンの数が少ない(濃度が薄い)ことを言う。
  • 思春期は必要とされる栄養が充分取れないうえに、血液が失われる、消耗する機会が増える為に貧血を起こしやすくなる。
  • 鉄分の欠乏による貧血の場合は「鉄剤」の投与を受けることになり、鉄剤は継続して服用する必要がある。

 

SNSでもご購読できます。