低身長かも?成長ホルモン分泌不全性低身長の検査と治療法

成長ホルモン分泌不全性低身長

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周りの子どもとくらべて自分の子どもの体格や、身長が小さいと親御さんとしてはどうしても気になるもの。

それでも、「遺伝だから」とか「だんだん身長も伸びるだろうし」と考えるのも、成長期のお子さんにストレスをかけない為には悪いことばかりではありませんが、その「低身長」の原因が思わぬ病気だったとしたら、早めに対処したほうが良いかもしれません。

低身長症は早めの治療を

そもそも病気の治療は早めにするに越したことはありませんが、それだけでなく低身長症の治療を早めにしたほうがいい理由は、成長期・思春期が過ぎると骨の成長が止まってしまい、身長が伸びなくなるからです。

 
成長期は骨と骨の間の軟骨が、細胞分裂を繰り返し起こすことにより、その軟骨が硬くなり骨が伸び身長が伸びますが、思春期が過ぎ軟骨が硬くなってしまった後では、的確な治療をしても身長は伸びにくいと考えられます。

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成長ホルモン分泌不全性低身長症

先ほどお話した骨の軟骨の細胞分裂には、成長ホルモンの分泌が欠かせません。成長ホルモンが分泌されることによって、軟骨の細胞分裂を促す作用があるとされています。

本来ですと成長ホルモンは睡眠時や運動時に分泌されますが、その成長ホルモンの分泌が不足し身長が伸びないのが、成長ホルモン分泌不全性低身長症です。

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成長ホルモン分泌不全の原因は?

脳の下垂体から分泌される成長ホルモンが、脳腫瘍や脳の外傷によって障害をうけ、正常に分泌されないことを言います。なかにはそのような障害がなくとも成長ホルモンの分泌が不足するというケースもあります。

まずは成長曲線でチェックを

成長ホルモン分泌不全かどうかは小児科や専門の医療機関で検査をしなければわかりませんが、その目安となる低身長かどうかはご家庭でチェックすることができます。

母子手帳に成長曲線という記録をつけていませんでしたか?

母子手帳や小児科や保健所のサイトにもあるので、まずはお子さんの身長・体重を記録する成長曲線を探してみてください。

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成長曲線には標準の身長の曲線が描かれているかと思います。その標準身長の曲線を真ん中に−2SDから+2SDという幅の数値も記されていると思います。このSD値とは標準偏差を指す「Standard Deviation」の頭文字です。

つまりこの−2SDから+2SDの範囲内であれば標準の身長ということになり、−2SDを下回れば低身長の基準となります。

また、標準身長の範囲内であっても、1年の身長の伸び率が−1.5SDに満たない場合も低身長にあてはまるので、あわせてこちらの数値もチェックしてみるといいでしょう。

成長ホルモン分泌不全性低身長症の検査と治療

まず、低身長症の定義にあてはまるようでしたら、まずは小児科の先生など専門の医療機関にご相談ください。血液検査やレントゲン撮影をして、成長ホルモン分泌不全性低身長症の疑いがあるようでしたら、あらためて精密検査となるかと思います。

成長ホルモン分泌不全性低身長症の検査

成長ホルモン分泌不全性低身長症の疑いがある場合は、成長ホルモン分泌刺激試験という検査をします。投薬により成長ホルモンの分泌を促し、一定時間(期間)成長ホルモンの分泌があるかどうか調べる検査です。

成長ホルモン分泌不全性低身長

引用元:jcrgh.com

 
その過程で低身長症を引き起こす秒疾患がわかれば、そちらの治療を優先して、低身長症の治療もはじまります。

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成長ホルモン分泌不全性低身長症の治療

検査によって成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された場合は、成長ホルモンの投与による治療がはじまります。成長ホルモンは3歳から思春期が終わるまで投与されることもあり、長期間にわたる治療となることもありますが、成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断されれば、治療には健康保険が適用されます。

成長ホルモンは投与してすぐに効果が現れる場合も、それ以降はゆっくりとした成長になりますが、思春期が終わるころまでには標準の身長まで改善されることもあり、効果がある期待される治療法です。

成長ホルモンの投与をより効果的にするためにも、なるべく早く本格的に、最初にお話したように成長期から思春期を迎える前に治療をはじめたほうがいいとされています。そのためにも、早めに診察や検査を受けるのが望ましいでしょう。

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他の病気の疑いも

低身長症原因は成長ホルモン分泌不全性低身長症のほかにも、さまざまな病気が考えられます。

腎臓や胃腸など「内臓疾患」により栄養バランスを崩すことが原因のほか、成長ホルモンの分泌不全と同様に、成長を促す甲状腺の分泌が不足する「甲状腺機能低下症」、「SGA性低身長症」「染色体の異常(ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群など)」「軟骨異栄養症(骨や軟骨の異常)」や珍しいケースも考えられるため、標準の身長を下回り低身長症の定義にあてはまる場合は、早めに医療機関で診断してもらうようにしてください。

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まとめ

  • 成長ホルモンの分泌が不足し身長が伸びないのが、成長ホルモン分泌不全性低身長症。
  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症の疑いがある場合は、成長ホルモン分泌刺激試験という検査が行われる。
  • 検査によって成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断された場合は、成長ホルモンの投与による治療がはじまる。
  • 標準の身長を下回り低身長症の定義にあてはまる場合は、早めに医療機関で診断してもらう。

 

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