朝食抜きの子供は成績が下がる?統計データに見る朝食の大切さ

子供 朝食抜き

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親にとって子供の成長状態や成績は常に気がかりなことのひとつです。子供の体や心がすくすくと成長するためには、適度な運動をし、ぐっすりと眠り、そして栄養バランスの良い食事をしっかり摂取することが大切です。

子供の成長や集中力を妨げる大きな理由のひとつと考えられているのが、朝食を食べない習慣です。朝食を食べないのが子供の集中力にどのような影響があるのか、その詳細を調べてみましょう。

朝食抜きの子供は成績が下がる?!

実は子供が朝食を食べないことが問題視され始めたのは、今から10年ほど前でした。忙しい大人が増え、家で朝食を食べない両親が増えたことで、子供も朝食を食べる習慣が減少しました。

また、夜型の生活になって朝起きる時間が遅くなってしまうことも、朝食が食べられない原因のひとつです。朝ゆっくりとした時間が取れなければ、もちろん起き抜けにお腹が空いていていつでも食べられる!という気分にはなりません。

実際に胃腸をはじめとした体内の臓器や器官がしっかりと目を覚まして活動し始めるのにも、30分から1時間ぐらいの時間がかかります。その前に無理やり食べ物を詰め込むのは、胃腸にも負担をかけるので体に良くありません。

しかし、朝食抜きの子供とその成績の統計データによると、朝食を食べている子供のほうが成績が良いというデータが多々あります。それを受けて、平成18年に内閣は「子供の生活リズム向上プロジェクト」を実施し、子供の成長や生活に最適な生活習慣作りの普及と定着に向けて活動を続けてきました。

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引用元:日本養鶏協会

 
その結果、完全に朝食をとらないという子供は減少し、2014年のデータでは90%近くの子供たちが毎日朝食をとっていることがわかりました。

しかし、中学生では約10%ほど低下し、高校生ではさらに10%ほど減少することがわかっています。

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朝食を食べないとどんな影響があるの?

朝食の有無と成績の良し悪しには関連データがあることはお伝えしましたが、朝食を食べないことが脳にどのような影響を与えるのか、具体的なメカニズムを理解しましょう。

朝食を食べないことの影響は、大きく分けると3つあります。

体温や血糖値が上がらない

まずひとつは、体温をあげたり血糖値をあげることができない、ということです。脳は主にブドウ糖をエネルギーとして活動しています。

 
体と違っていろいろな栄養素をエネルギーにすることができず、脳がエネルギーにできるのはブドウ糖のみです。その上、臓器のようにいろいろな器官がある体内とちがい、脳ではこのブドウ糖を長時間貯蔵しておくことができません。

しかし、寝ている間にも脳はしっかりとエネルギーを使います。そのため、寝る前にしっかりブドウ糖をとっていたとしても、朝起きたときには脳はエネルギー不足の状態にあります。ブドウ糖は炭水化物や果物から摂取することができるので、朝食でしっかりと炭水化物などを補給していないと、そもそも脳にエネルギーが行き渡りません。

また、糖質がブドウ糖に消化していく過程では熱が発生し、これが体温の上昇にもつながります。人間の脳は平熱の状態のときに活発に働くようにできています。

しかし、実は寝ている最中は人の体温が約1度下がっている状態です。起きてからもこの体温を上げる事ができなければ、脳の活動にとっては最適な状況ではありません。

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脳への刺激が不十分に

次に、脳が十分に刺激されない、という点があげられます。朝ごはんに限らず、物をしっかりよく噛んで食べることは脳に良い影響を与えるといわれています。

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引用元:野口歯科医院

 
最近では、咀嚼運動がアルツハイマーの予防にもつながるとして、その研究データなどがとても注目を浴びています。これは、咀嚼することで脳が刺激されるからです。一日の始まりでもある朝食にいたっても同じこと。よく噛んでいるうちに脳が刺激されれば、脳のウォーミングアップにもつながります。

また、しっかりと食べ物を咀嚼して小さくしていないと、食べ物は大きいまま胃腸にはこばれます。胃腸での消化に負担がかかると、胃腸のまわりに血液が集中します。

これが原因で、一時的に脳へとまわるべき血流が低下してしまうことがあります。血流の低下は脳の酸素不足に直結し、集中力や記憶力を低下させてしまいます。テストや受験など、特に頭を使う日の朝ごはんはいつもよりよく噛んで食べるようにしましょう。

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体内リズムが乱れる

そして、3つめの影響は、朝食を抜く事が体内リズムそのものの乱れにつながる事です。目が覚めてからも、体はいろいろな刺激を受けて朝がきたことを認識し、活動を始めます。

たとえば光を浴びることや、朝食をとるということがそのひとつです。朝であることを認識すると、内臓が活発に動こうとし始め、脳や体のいたるところに血液や酸素が送られ、しっかりと動き始めます。これを日々続けることにより、体がそのサイクルを覚えていき、生活習慣のリズムがつくられていきます。

しかし、朝ごはんを食べる習慣がないと、体がしっかり生活リズムを刻むことができません。そうすると夜になっても脳が興奮状態にあり、睡眠の質が低下してしまうことが考えられます。

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引用元:仙台学生会館

 
同じ時間眠っていても、質の良い睡眠を取れるかどうかで疲れの取れ具合はかわります。一日の疲れをしっかり解消できずに貯めていくい方では、おのずと集中力の低下につながってしまいます。

また、質のよい睡眠は、成長ホルモンの分泌を促して子供の体を成長する大切な要素のひとつでもあります。睡眠の質の低下は集中力や脳の機能に影響がでるだけではなく、身長が伸びにくくなったり体力がつかなかったりという体の成長を妨げる原因にもなりかねません。

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朝食を食べる習慣を作るための簡単なコツ

脳の働きのためには朝食をとることがいかに大切か、ということはよくわかっていただけたのではないでしょうか。

しかし、朝食を食べる習慣がない人にとっては、いきなり朝食を食べるというのは簡単なことではありません。そもそも朝の忙しいときに、いつもより余分な時間を捻出するのは大変ですし、今まで食べる習慣がなかったので、なんだか胃が重たく感じてしまうこともあるでしょう。

朝食習慣作りのためには、まずは時間を作る事が大切です。

いつもよりゆとりを持った時間を過ごすためには、いつも朝やっていることで夜のうちに済ませられることがあればやってしまいましょう。

たとえば学校の準備や、翌朝着ていくものを予め決めておく、というように、少しずつ時間を削減することが朝食の時間作りにつながります。

また、上手に時間を作らなければいけないのは子供だけではありません。効率良く朝食を作れるように、下ごしらえを済ませておいたり、使う食器の準備をしておくことで、朝食作りの時間と負担を減らすことも必要です。

生活自体が夜型にずれ込んでいる、という場合には、そもそも朝方の生活リズムに変えることを考えてみてください。慣れていない人にとって早起きはなかなか困難ですが、最初の一週間が肝心です。

朝起きたらまずカーテンを浴びて、起床後10分以内に陽の光を浴びるようにしてください。陽の光が難しいようであれば、室内の電気でも構いません。

子供,朝食抜き
光を浴びることで体に朝がきたことを知らせ、これを繰り返し刻み込み、あまり眠たくなくても早い時間に部屋を暗くして横になることで、自然と夜型の生活から朝方の生活にうつしていくことができます。

子供が朝ゆとりをもって時間をすごすためには、当然まずは周りの大人がそうしやすい環境を作ってあげることが大切です。まずは親の生活リズムに見直すべきところがないか考えることから始めてみてください。

まとめ

  • 朝食抜きの子供とその成績の統計データによると、朝食を食べている子供のほうが成績が良いというデータがある。
  • 朝食を食べないと「体温や血糖値が上がらない」「脳への刺激が不十分になる」「体内リズムが乱れる」などの影響が考えられる。
  • 朝食習慣作りのためには、まずは時間を作る事が大切。
  • 朝起きたらまずカーテンを浴びて、起床後10分以内に陽の光を浴びるようにする。

 

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