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成長期の子供の成長を促す成分として注目されている栄養成分のひとつに、アルギニンという成分があります。

身長を伸ばしたり、効果的に体を成長させるためには十分なアルギニンを摂取すると良いといわれていますが、実際にはどれぐらいの量のアルギニンを摂取すれば良いのでしょうか?

アルギニンの効果やはたらきから必要な摂取量まで、アルギニンについて徹底的に調べてみました。

そもそもアルギニンってなに?

自然界には約500種類にも及ぶ数のアミノ酸が存在することがわかっています。そのうちの20種類が人間の身体の中に存在しており、アルギニンも体内に存在するアミノ酸の1種類です。

アミノ酸

肉や魚などから摂取したタンパク質が分解された時に生成される栄養成分です。人間の体内にある20種類のアミノ酸のうち11種類は非必須アミノ酸と呼ばれており、体内で他のアミノ酸から合成し作り出すことが可能です。

しかし、残りの9種類のアミノ酸に関しては体内で生成することができないことから、食べ物から摂取しなければいけない栄養素として必須アミノ酸と呼ばれています。

非必須アミノ酸 必須アミノ酸
グルタミン アルギニン バリン ロイシン
アスパラギン酸 グルタミン酸 イソロイシン トレオニン
プロリン アスパラギン メチオニン フェニルアラニン
チロシン システイン トリプトファン リジン
セリン アラニン ヒスチジン
グリシン

アルギニンは非必須アミノ酸に含まれています。
しかし、それは大人の体を基準にした話の場合です。子供の体では十分にアミノ酸を合成する力がないため、アルギニンは子供にとっては必須アミノ酸のひとつとされています。

成長の秘訣は成長ホルモンにあり

成長期になぜ身体が急激に成長するのか、その答えは成長ホルモンの分泌量にあります。

成長ホルモンは成人しても分泌され続ける成分ではありますが、一番多く分泌されるのは成長期の間なんです。成長ホルモンが多量に分泌されることにより、背が伸びたり、内臓が大きくなったり、骨ががっしりとしたり、と体が成長していきます。

骨や肉体の成長はある一定の年齢とともに停滞していき、やがて細胞が老化していくスピードのほうが早くなっていくため、成長期に丈夫な体を作り上げることはその後の長期にわたる「強い体を手に入れる」ための大きなポイントとなるのです。

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アルギニンが成長ホルモンの分泌を促す

成長ホルモンの重要性はわかったと思いますが、それとアルギニンがどう関係しているのか知りたいところですよね。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促し、効率的に分泌させることができるのです。

成長ホルモンは粘膜から吸収することができない成分、つまり食べ物などから摂取することはできないため、間接的に成長ホルモンに作用するアルギニンが注目されているのです。アルギニンを摂取すると背が伸びると言われているのはこの関係性のためです。

アルギニンはどれだけ摂取すれば効果があるの?

では、実際にはどれだけの量のアルギニンを摂取すれば成長ホルモンをより活発に分泌させることができるのか、色々と調べてみました。しかし、実際に調べてみると、アルギニンの摂取量に関しては実に様々な記述がありました。

少ないものでは1日2gの摂取で効果があるとされているものから、5g未満に摂取を止めるべき、という意見もあります。なかには30g摂取しないと効果が現れない、というものまでありました。

もちろん栄養成分というのは体重や体の大きさなどによって適正が左右することもあるので適量が個人によって変わるということも考えられますが、それでも多くの栄養成分では平均的な摂取基準量というのがしっかり定められています。

つまりアルギニンの適正摂取量が明確にされていないのは、そもそも実験結果やデータが十分に用意されていないこと、厚生労働省などで適正量が定められていないことが原因です。

では、医療の現場で使用する際にはどのように定義付けられているのでしょうか。医療の現場ではアルギニンは注射と経口摂取の2種類の方法で取り入れられていますが、こと経口摂取に関しては「体重1kgあたり0.12gから0.38g」が効果のある量とされています。

これは、体重40kgの子供であれば4.8gから15.2gということになります。

アルギニンを摂取する方法

では、具体的にどのような摂取方法があるのかをご説明したいと思います。

サプリメントによる摂取

アルギニンを積極的に摂取するためには2種類の方法があります。

まずひとつめは、サプリメントのような栄養補助食品を使用することです。アルギニンを配合したサプリメントは大人用のものだけでなく、子供用の栄養補助食品も多数販売されています。

大人用のサプリメントとは配合量が違ったり、子供に飲みやすい味や大きさに工夫されていたり、成長期に必要とさせる他の栄養成分が総合的に配合されていたり、と、大人用のものに比べて色々なメリットがあります。

しかし、アルギニンは摂取量の目安を調べる際同様、研究結果や実験データが少ないことから、副作用や過剰摂取における注意点などがまだはっきりとわかっていない部分もあります。通常の食品から摂取する限りは影響があるほど過剰摂取になることはないと考えられていますが、長期にわたってアルギニンを過剰摂取した場合の影響に関しては、学術的には不明確とされています。

そのため上記のことも鑑みられた結果、国立の研究機関では子供がアルギニンをサプリメントで摂取することは推奨していないようです。

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食品から摂取する

アルギニンを摂取するもうひとつの方法は、アルギニンを多く含む食品を積極的に摂取することです。

アルギニンを多く含む食品の代表とされているのは豚の皮などを含む豚ゼラチンです。豚ゼラチン100gあたり7900mgのアルギニンが含まれており、これは他の食材に比べて群を抜いて高い数字です。

豚肉だけではなく豚ゼラチンを効率的に摂取するためには、皮の部分を極力残して角煮にしたり、豚の脂分などから出汁をとってスープやポトフを作る調理方法です。

また、鰹節100g中には4300mg、高野豆腐100g中には4100mg、車海老100gには2000mgのアルギニンが含まれていることもわかっています。ただし、これらのアルギニンは食べた分がすべて体に吸収されるわけではないので、多めの摂取が必要です。

また、ナッツ類などにもアルギニンが比較的多量に含まれているのですが、ナッツだけで補おうとすると脂肪分が高くなりがちだったりすることもあり、様々な食品からバランスよく摂取するのが理想的です。

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成長ホルモンの分泌を促すのはアルギニンだけではない

成長ホルモンの分泌の鍵となるのはアルギニンだけではありません。その他にも、運動は成長ホルモン分泌を促す大きな要素です。運動している最中から運動後にかけては活発に成長ホルモンが分泌されるため、成長期の子供には適度な運動をオススメします。

また、睡眠も成長ホルモン分泌のための大きなポイントです。とはいっても、寝れば寝るだけ成長ホルモンが出るというわけではなく、就寝していから一番深い眠りにつくまでの2~3時間の間に最も多く成長ホルモンが分泌されるようです。

そのため、その間に質の良い睡眠をとることがとても重要です。睡眠の質が悪く、そもそも深い睡眠につくことができなかったりすると、十分に成長ホルモンが分泌されません。夜更かしや不規則な生活を避けることが子供の体の成長を促す重要な要素です。

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このように成長期の子供の背を伸ばしたり、子供の体を頑丈にするには、何かひとつの栄養成分だけに特化すれば良いわけではなく、生活におけるたくさんの要素や食事の中の色々な栄養成分をバランス良く摂取することは避けて通ることはできません。

ついついスナック菓子やジュースに手を伸ばしたくなり、好きなものばかり食べたくなるのが子供の心理ですが、成長のためには生活環境をしっかり家庭でサポートしてあげることが鍵となりそうです。

 

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身長が伸びる方法.com編集部

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