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年を取ると身長が縮むというのは誰でも知っている事かと思いますし、それが老化の始まりだとも考えている人もいるかと思います。

しかし実際に老化がどのようにして身長へと影響を与えているのか細かい事は意外と知らなかったりしますよね。

今回はそんな老化現象と身長の関係性をご説明いたします。

身長が縮む原因はどこに?

まず老化によって身長が縮む原因が一体どこにあるのかという話から進めていきます。

加齢、老化が進んでいくと人間の体の筋肉は徐々に衰えていきます。筋力が衰えると体を支える力が弱くなっていくので、徐々に姿勢が悪くなっていきます。猫背や左右に曲がった背骨、O脚やX脚と言った姿勢の歪みは身長にも影響を与えていきます。

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筋力の低下

老化による筋力の低下というのはかなり大きくて、重力の重みにすら耐えられなくなってくるのです。高齢の方というと前傾姿勢で腰が曲がっているイメージがありますよね。あの姿勢は老化によって筋力が低下し、上半身をちゃんと支えられなくなってしまった姿勢になります。

この筋力の低下による姿勢の変化は老化で起こりうる症状ですが、もちろん老化に限らず若い人でも起こりうる身長の低下の原因の1つです。実際に早い人だと20代から筋肉は減り始めると言われていますし、日ごろ運動をしていない人ほどその変化は顕著だとも言われています。

筋肉は50歳を超えた辺りから急速に減少し始めるわけですが、若い頃から筋肉を鍛えて動かしていないと、それよりも早い段階で身長にも影響が出てきます。

人間の体は男性なら60kg、女性なら50kg程度あると思いますが、この体重を支えるのにも必要な筋肉が結構ありますので、全身をくまなく動かしてこの体を支えるのに必要な筋肉を鍛えておく必要があるのです。

身長を伸ばす分には筋肉は全くの無関係ですが、身長を縮めないようにする分には筋肉が非常に重要な役割を担っているのです。

水分量の減少

もう1つ老化によって身長が縮む原因はあって、それは水分量の減少です。人間の体の7割程度は水分でありますが、実はこれも老化によって徐々に減っていきます。

水分が無くなったら肌のハリなどが無くなるのは何となく分かると思いますが、それがなぜ身長にも影響があるのか少し不思議に感じた人もいるかと思います。しかし水分量の減少と身長の減少にはしっかりと関係性があります。

まず人間の背骨、脊椎には骨と骨と間の部分に椎間板というゴムのような部分が存在します。このゴム質の軟骨にも水分は含まれていて、当然ですが水分が少なくなるとその分椎間板の厚みも薄くなっていきます。骨と骨の間に含まれている椎間板の厚みが無くなれば身長も短くなっていきます。

実際に椎間板が身長に影響を与えるのは、朝と夜の身長に違いがある点でも分かります。朝は横になって寝ている関係で椎間板が重力によって縦に伸び、夜は日中に上半身を起こして活動しているため重力によって椎間板が横に伸ばされているからです。

その変化も老化によってほとんど起こらなくなってくるのです。

杖を持った女性画像
身長が縮むのは主にこの筋力の低下と水分量の低下の2つによって起こるようになっています。

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身長を縮めているのは老化現象だけじゃない

筋力の低下と水分量の低下によって身長が縮むと説明してきましたが、身長が縮む要因はこれ以外にも実はもう1つ存在します。それは骨粗しょう症です。

骨粗しょう症とは骨がスカスカの状態になって骨折しやすくなる病気です。こちらもこれまでと同じように健康体なら問題ないはずの体重の重さだけでも影響が出てきます。

骨がスカスカになると体重の重みにすら負荷が強く感じるようになり、圧迫骨折を引き起こす事がありえます。圧迫骨折が背骨に起これば、椎間板にも影響が出てきて厚みが無くなっていきます。そうでなくとも背骨が骨折してしまえば姿勢が悪くなる事にも繋がってさらに身長が短くなる事に繋がっていきます。

骨粗しょう症は骨が弱い事で起こる症状です。身長が伸びる要因は骨が長くなっていく事に起因するため、骨が弱くなって短くなっていけば自然と身長も短くなってしまいます。

これは老化現象に限らず普段の生活の仕方で若い人にも起こりうる症状です。必ず病院で骨密度のチェックをしておきましょう。

身長が縮むのを防止する方法とは?

膝をおさえる男性画像
ここまで身長が縮む原因を老化現象である筋力の低下と水分量の低下、そして骨粗しょう症の3つに分けてご紹介しました。ここからは実際に身長が縮むのを予防するための方法をご紹介します。

筋力を落とさない

まず1つ目は筋力をとにかく落とさない事です。全身くまなく動かして無理のない範囲で鍛えるのが大事ですが、加齢による筋力低下の影響が出やすいのは足の筋肉とされています。普段から歩く事を意識して生活するようにしましょう。

エレベーターやエスカレーターを使うのではなく階段を使うだけでも効果が出てきます。

また背中の筋肉も老化によって減少しやすいです。無理に背筋を意識して鍛えると筋肉にダメージが与えられて、余計に筋肉を落とす事に繋がりかねません。

筋トレをするのではなく軽いストレッチをする程度でも問題ありません。毎日背筋を伸ばす事を意識するだけでも身長を縮める予防としては効果的になります。

筋力を落とさない事と言っても筋トレをする必要はありません。むしろ高齢の方が今まで運動をほとんどしていなかったのに無理をすれば、別の問題を起こすきっかけになりかねません。無理のない範囲で、そして毎日続けられる運動量をしっかり考えていきましょう。

栄養バランスを考えた食事

2つ目は栄養バランスを考える事です。こちらは主に骨粗しょう症を予防するための対策になりますので、やはりカルシウムが不可欠になります。

そしてカルシウムを効率よく吸収するためにはタンパク質、ビタミンD、リン、マグネシウムなどが挙げられますので、これらを食事からバランス良く摂取できるようにしましょう。

1日に摂取できる量というのは栄養素毎に決まっていますので、必要以上にとっても体に悪影響を及ぼす事があります。骨を強くするためと言って牛乳をがぶ飲みするような対策は対策として間違っていますので、慌てず地道に丈夫な骨を作っていく事を心がけましょう。

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骨粗しょう症予防を心掛ける

最後は骨粗しょう症を予防するための対策です。バランスの取れた食事を摂る事は当然ですが、それ以外にも骨粗しょう症を防ぐ手段があります。

まずは禁煙です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮する作用があるため、血行を悪くする効果があります。血流が悪くなると栄養が体中に行き届かなくなるので、どんなにバランスの良い食事をしていても効果がない可能性が出てきます。

もう1つはお酒の量を控える事です。適量であれば問題ありませんが、飲み過ぎるとアルコールの利尿効果によって、本来なら体内に吸収されるはずのカルシウムまで体外へと排泄されてしまう事になります。

飲みすぎはそれ以外にも健康に悪影響を与える事になるので、できる限りお酒を飲まないようにしましょう。

骨粗しょう症を防ぐ方法としてはタバコとお酒の2つにも注意しておく必要がある事を覚えておきましょう。

身長が縮むのを抑える方法としては日常生活の過ごし方が大きく関わってきています。またこれは若い時に早めにやっておけばおくほど効果を発揮してきます。もちろんすでに高齢の方でもちゃんと毎日続ければ予防に繋がりますので、健康体で長生きするためにも生活習慣を正しておきましょう。

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まとめ

  • 身長が縮むのは主に筋力の低下と水分量の低下の2つによって起こる。
  • 骨粗しょう症も身長が縮む要因。老化現象に限らず普段の生活の仕方で若い人にも起こりうる症状のため、必ず病院で骨密度のチェックをしておきましょう。
  • 無理のない範囲で、そして毎日続けられる運動量をしっかり考えて筋力を落とさないようにする。
  • 骨粗しょう症を予防するためにはカルシウムが不可欠。カルシウムを効率よく吸収するためにバランスの良い栄養を摂る。
  • 骨粗しょう症を防ぐ方法としてはタバコとお酒の2つにも注意しておく必要がある。
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身長が伸びる方法.com編集部

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