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骨を丈夫にする、骨をつくる栄養素と言えば、誰もが浮かぶのがカルシウム。

そのカルシウムが「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」などに種類分けできるというと、初めて耳にしたという方もいるのではないでしょうか。

ほかにも水酸化カルシウムやリン酸カルシウムなどまだまだたくさんありますが、ここではサプリメントでもよく見られる「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」の違いや、その特徴をお話します。

カルシウムの働き

人間の体重の約2パーセントがカルシウムで、そのほとんどが歯と骨を構成しています。

それだけでなく、カルシウムは身体の生理機能を調整してくれます。そうすると心が安定することにより、イライラが鎮まります。

その他に血中に存在する機能としてカルシウムは、筋肉の収縮、血液凝固、動脈硬化、高血圧の予防、緊張をゆるやかにしてくれるなどの生理作用があります。

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ふたつのカルシウムの成分の違いは?

そもそも「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」では、その成分が違います。

炭酸カルシウム


卵の殻や貝殻といった身近なものに含まれているのが炭酸カルシウムで、サプリメントなどにもよく利用されます。ほかにもサンゴや大理石といったものにも含まれています。

乳酸カルシウム

人工的につくられたカルシウムです。水に溶けやすい特徴を持ちます、水に溶けやすく身体にも吸収されやすいのが特徴です。

どちらがカルシウムとして優れているのか

炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」の違いは、何と結びついているカルシウムかということです。

身体への吸収のされやすさ

炭酸」と「乳酸」どちが身体に吸収されやすいか、ということで「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」どちらが身体に吸収されやすいか変わってきます。

さきほど「乳酸カルシウム」が水に溶けやすく、身体にも吸収されやすいと紹介したように、身体に吸収されやすいのは「炭酸カルシウム」より「乳酸カルシウム」ということになります。

乳酸カルシウム優位かと思いきや

なるほど、では、どちらも並んでいたら、ぜひ「乳酸カルシウム」を手にしよう!とお考えになるかもしれませんが、栄養素の世界は大変に複雑です。

吸収に差はあっても、カルシウムの含有量は「炭酸カルシウム」の方が圧倒的に多いのです。

また、さきほど「炭酸カルシウム」は貝殻や卵の殻に多く含まれていると言いましたが、卵の殻のカルシウムは表面がデコボコとしていて、「炭酸カルシウム」のなかでは吸収は高いとされています。

炭酸カルシウムは、魚や牛乳にも含まれており、サプリメントからでも摂取することができます。

カルシウムが不足すると

人は1日に必要なカルシウムの約半分は食事から摂っているとされています。ということは、カルシウムは不足しがちな栄養素ともいえます。カルシウムが不足すると、一体どんな影響があるでしょう。

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成長、発育が悪くなる

成長期には軟骨が細胞分裂を繰り返し硬くなります。そうして骨が硬くなることにより、骨が伸び身長が伸びますが、カルシウムが不足すると、その骨をつくる妨げとなります。

また、この時期にカルシウムの摂取が足りないと、将来骨粗相症になりやすくなるといわれています。

骨や歯が弱くなる

骨や歯はカルシウムの貯蔵庫のようなもので、カルシウムが不足すると、骨や歯に蓄えておいたカルシウムが血液に溶け出し、骨や歯が弱くなります。

やはりこれも、骨粗相症の原因の一つと考えられます。

動脈硬化の原因となる

カルシウムが不足すると「カルシウム・パラドックス」という血液中にカルシウムが増えるという不思議な現象が起きます。

血液中にカルシウムが増えると、血管の壁が厚くなり、血管の内側が傷つきやすくなるといわれています。

血管の内側に傷がつくと、そこにコレステロールが付着して、血液の流れが悪くなるほか、動脈硬化の原因ともなります。

イライラするようになる

血液中のカルシウムが不足することによって、筋肉や神経が不安定になり、イライラすることがあると考えられています。

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カルシウムの吸収を助けるものも

そんな大切なカルシウムですが、腸で吸収されるのことが難しく、せっかくカルシウムを取っても身体の外へ排出されてしまうことがあります。カルシウムの吸収をよくするには、他の栄養素との組み合わせが大切です。

では、どういったものがカルシウムの吸収を助けてくれるのでしょうか?

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カルシウムの吸収にはビタミンD

カルシウムを腸から吸収するにはビタミンDの働きが欠かせません。魚や卵、きのこなどにふくまれるビタミンDは、カルシウムの腸から吸収、骨や歯への沈着を促してくれます。

また日光を浴びることによっても、ある程度体内で生成されると言われています。

腸内環境を整えることも重要

また、カルシウムは腸から吸収されるために、腸内環境を整えることも重要です。

食物繊維が豊富に含まれる、ゴボウやキャベツ、きのこなどの食品や、乳酸菌、ヨーグルトなどを取り、腸内環境を整えましょう。

カルシウムを摂る妨げになるものも

塩分や糖分、脂質を取り過ぎると、排便排尿の際にカルシウムも一緒に身体の外へ排出されてしまうことがあります。また、ほうれん草に含まれているシュウ酸はカルシウムを壊してしまうと言われていますので、注意が必要です。

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サプリメントで上手に摂取

1日に必要とされるカルシウムの半分は、食事から摂ることが出来ていると考えられていますが、あとの半分はどうすればいいのでしょうか?

カルシウムを取ることを意識して、食事の量や牛乳の量を増やせばその分太りやすくなってしまいます。カルシウムが多く含まれている牛乳やチーズといった乳製品には、脂質が多く含まれているので、取り過ぎると太りやすくなり、健康のためには逆効果となります。

炭酸カルシウム,乳酸カルシウム
バランスよく栄養を取ることを考えても、マルチビタミンやミネラルが配合されているカルシウムのサプリメントなどを飲んでみてもいいかもしれません。

食事以外で栄養を取ることに抵抗がある方もいるかもしれませんが、サプリメントは薬品ではなく、健康補助、栄養補助のための食品ですので安心して飲むことができます。

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バランスのいい食事で

またカルシウムのように骨や歯を丈夫にしてくれる栄養素に、マグネシウムというものもあります。

大豆やバナナ、ひじきやワカメといった海藻、緑黄色野菜などに多く含まれるマグネシウムは、体内でリンと結合し、リン酸マグネシウムとして骨や歯の構成成分として、その強度を増す働きを持っています。身体にいいとされる栄養素を、効率良く吸収するには、バランス良く栄養を取ることが必要とされると言われています。

食事の際は主食+主菜+副菜+汁物をバランスよく食べるようにしましょう。

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「炭酸カルシウム」VS「乳酸カルシウム」の結果は?

さて、骨と歯をつくり、丈夫にするカルシウムについて「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」の違いや、上手な取り方、注意点などお話してきましたが、どちらを取る方が上手に摂ることができるのでしょうか?

吸収率や含有率を比べてみましたが、最近の研究では、「炭酸カルシウム」と「乳酸カルシウム」などの違いで、吸収性の違いがないという説もあるようです。

サプリメントなどでカルシウムを摂る場合、吸収率の良さにはやはり惹かれてしまいますが、あまり吸収率にこだわらず含有率にも注目して、より質の高いカルシウムを取るように心がけるといいでしょう。

骨や歯を丈夫にすることは、身体そのものを丈夫にするようなものです。カルシウムで骨や歯を丈夫にして、健康的な生活を楽しんでください。

まとめ

  • カルシウムは身体の生理機能を調整してくれる他、血中に存在する機能としてカルシウムは、筋肉の収縮、血液凝固、動脈硬化、高血圧の予防、緊張をゆるやかにしてくれるなどの生理作用がある。
  • 卵の殻や貝殻といった身近なものに含まれているのが炭酸カルシウムで、人工的につくられたのが乳酸カルシウム。
  • 吸収に差はあっても、カルシウムの含有量は「炭酸カルシウム」の方が圧倒的に多い。
  • カルシウムが不足すると身体へ様々な悪影響があらわれる。
  • カルシウムの吸収をよくするには、他の栄養素との組み合わせが大切。
  • 塩分や糖分、脂質を取り過ぎると、排便排尿の際にカルシウムも一緒に身体の外へ排出されてしまうことがある。
  • バランスよく栄養を取ることを考えても、マルチビタミンやミネラルが配合されているカルシウムのサプリメントなどを飲んでみる。
  • 食事の際は主食+主菜+副菜+汁物をバランスよく食べるようにする。
  • サプリメントなどでカルシウムを摂る場合、吸収率にこだわらず含有率にも注目して、より質の高いカルシウムを取るように心がける。

 

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身長が伸びる方法.com編集部

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