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子供の健康は、親にとって常に気がかりなことのひとつです。特に小さいころから小柄な子や、成長期になっても周りの子に比べてなかなか身長が伸びないように感じている場合、子供の身長をしっかり伸ばすためにはどうしたらいいのか、と頭を悩ませてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。

身長を伸ばすためにいろいろと調べてみても、必要な栄養素や成長ホルモンのことなどは、なかなか簡単には理解できないものです。

今回は、甲状腺ホルモンに焦点を当てて、まずは身長とホルモンの関係をきちんと理解することから始めましょう。

身長に大きく影響する3つのホルモン

ひとくちにホルモンといっても、実は現在発見されているだけでその種類は100種類以上あることをご存知ですか?

女性ホルモン、男性ホルモンという言葉なら誰でも一度は耳にしたことがあると思いますが、子供の身長が伸びる仕組みにも、ホルモンが大きく影響しています。

特に大きな影響を与えるホルモンは3つ。

成長ホルモン

ひとつめは、成長ホルモンです。成長ホルモンというのは、大人の体にも常に分泌されているホルモンです。成長ホルモンが一番多量に分泌されるのは成長期の時期で、脳や体、心が大人になっていくためには成長ホルモンの存在が欠かせません。

脳下垂体というところから分泌される成長ホルモンは、筋肉を強くしたり、内臓を大きくしたり、という役割があります。

もともと生まれたときから、骨の端には骨端線という軟骨があります。子供のころは骨端線が柔らかく、成長ホルモンの影響を受けると骨端線がゆっくりと伸びていきます。成長期が終わると同時に、骨端線は固くなり、他の骨と同様になります。骨端線が伸びきっていなくても、成長期が終わると固くなってしまうため、もうそれ以上背が伸びることはありません。

身長をしっかり伸ばすためには、成長期に骨がきちんと成長ホルモンを浴びることが大切です。

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性ホルモン

ふたつめのホルモンは性ホルモンです。性ホルモンは男性と女性でそれぞれ異なり、男性の場合はテストステロン、女性の場合はエストロゲンと呼ばれるものです。性ホルモンは成長ホルモンと違い、骨を伸ばしてくれるわけではありません。

性ホルモンは女性器や男性器に影響を与えるホルモンなので、女性であれば胸が大きくなったり、男性であればよりがっしりとした体つきになったりと、
体の発育に影響を与えます。

身長が伸びきっていなくても、体が発育を終えると成長期は終わってしまいます。そのため、性ホルモンが活発に分泌されすぎると、成長期が早く終わってしまう可能性があり、身長を伸ばすことの妨げになってしまう場合もあります。

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甲状腺ホルモン

最後は、甲状腺ホルモンです。喉のあたりに甲状腺という気管があり、そこから分泌されているのが甲状腺ホルモンです。

甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にする働きがあるため、甲状腺ホルモンが効率的に分泌されると新陳代謝がよくなります。新陳代謝というのは身体中の代謝に影響があり、新陳代謝が活発になることで骨の代謝も活発になります。

骨の代謝が活発になると、骨は密度が増したり、骨端線が伸びやすくなったりと、身長にも大きく影響しています。実際に、低身長症の原因として、甲状腺ホルモンに異常があるケースというのも見受けられます。

身長だけでなく、代謝が悪くなると体温が低下したり、脳を働かせる力が弱くなり、集中力や記憶力が低下したり、肌の状態が悪くなったりという影響があります。

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甲状腺ホルモンの分泌が悪い理由

甲状腺ホルモンの分泌が著しく悪い状態を、「甲状腺機能低下症」といいます。

甲状腺機能低下症には、生まれつきのものである「先天性甲状腺機能低下症」と、小学生での発症が多い「後天性甲状腺機能低下症」の2種類があげられます。

集中力や記憶力が悪いだけだと重要視されず、実は甲状腺機能低下症であるということが発見されない場合もあるので、身長もなかなか伸びず、学習にも何か影響が出ているようであれば、一度調べてもらったほうが良いかもしれません。

甲状腺ホルモンを増やすには?

甲状腺機能低下症の治療方法はいろいろあるのですが、大きく分けると食事療法とホルモン剤を使用する方法の2種類です。甲状腺の機能低下は一生続くものとは限らないので、ホルモン剤を投与しているうちに順調に体内で分泌されるようになることもあります。

また、甲状腺機能自体に異常があるわけではなくても、身長を効率的に伸ばすことに影響するのでできるかぎり効率的に甲状腺の分泌を促したい、という人もいるのではないでしょうか。家庭でできる対策として、食事療法を詳しく説明します。

甲状腺の機能を活発にさせる食事療法

甲状腺の機能を活発にさせるためには、ヨードを含む食品を積極的に摂取すると効果的です。たとえば昆布やわかめなどの海藻にはたくさんのヨードが含まれています。家庭で使用する出汁を昆布から出る昆布だしに変えてみたり、おやつには寒天を含むゼリーを食べさせる、と子供でも比較的取り入れやすいのではないでしょうか。

ただし、ヨードの過剰摂取もまた甲状腺の機能を低下させてしまう原因のひとつでもあります。極端に多量に摂取するのではなく、サラダやお味噌汁に海藻を混ぜるようにするなど、バランスよく摂取してください。

その他にも、ビタミンB群を積極的に摂取するのも効果的です。ビタミンBは玄米や大豆に豊富に含まれているので、主食を白米から玄米に変えたり、納豆などで摂取することができます。また、豚肉もビタミンBが豊富に含まれている食材なので、子供が好んで食べやすいお肉料理で摂取するなど、飽きないようにいろいろな食材を使ってみてください。

また、亜鉛は甲状腺の機能を正常化してくれる栄養素です。牡蠣やレバー、煮干しなどには豊富な亜鉛が含まれていることで知られています。煮干しにはカルシウムもたくさん入っているので、骨を強くするためにも、積極的にとりたい食品です。

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コンビニやファストフードなど、子供でも手軽に安くおいしいものが手に入る時代になりました。特にファストフードなどは子供の好む味付けで、子供は放っておくとおやつや食事の代わりに、栄養バランスを考えずにファストフードやスナック菓子などばかり食べがちです。

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しかし、こうした食べ物は栄養バランスが偏るだけでなく、油や塩分が強く、太りやすくなります。肥満は新陳代謝の異常を招く原因にもなるので、おやつに煮干しや寒天を取り入れるなど、子供が満足しやすく、体に良いものを与える工夫ができると良いですね。

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甲状腺機能を低下させやすい栄養素

逆に、甲状腺の機能を低下させやすい栄養素もあるので覚えておいてください。

菜の花や白菜、大根などに含まれている「ゴイトロゲン」と呼ばれる物質は、抗甲状腺物質です。いわゆるアブラナ科の野菜の多量摂取は避け、白菜はキャベツやレタスに変えるなどの工夫をしてみましょう。

成長期の子供の体には、その他にも様々な栄養が必要です。甲状腺ホルモンにだけ着目するのではなく、和食の一汁三菜を意識するなど、バランスの良い食事を基本とするのがおすすめです。

かかりつけのお医者さんがいるようであれば、相談しながらヨードの摂取量などを決めるのもひとつの手段。

働きながら、家事に育児にとエネルギーをさくのは簡単なことではありませんが、親が子供のサポートをしてあげられる時間は限られています。身長だけでなく、のちの健康で丈夫な体を作るためにも、成長期には家庭での栄養や生活習慣の管理をしっかりと行ってあげてください。

まとめ

  • 身長に大きく影響するホルモンは「成長ホルモン」「性ホルモン」「甲状腺ホルモン」の3つ。
  • 甲状腺ホルモンの分泌が著しく悪い状態を、「甲状腺機能低下症」という。治療方法を大きく分けると食事療法とホルモン剤を使用する方法の2種類。
  • ヨードを含む食品を積極的に摂取すると効果的だが、ヨードの過剰摂取もまた甲状腺の機能を低下させてしまう原因のひとつになるためバランスよく摂取することが大切。
  • ビタミンB群や亜鉛も甲状腺の機能を正常化してくれる栄養素。
  • 菜の花や白菜、大根などに含まれている「ゴイトロゲン」と呼ばれる物質は甲状腺の機能を低下させやすい。

 

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身長が伸びる方法.com編集部

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