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成長期になると、多くの子供が自分の身長の伸び方を気にするようになります。10代の思春期の期間に体はゆっくりと少しずつ成長していき、いつまでにどれだけ変化する、というのが決まっているものでもありません。

だからこそ、親にとってはなかなか子供の身長が伸びないと、このまま背が伸びないのかも…と心配の種になってしまいます。

成長に関わる栄養素メラトニンとは?

健康な体を作ることと同じで、身長の伸び方にも栄養や生活習慣などが影響を与えます。体の成長のサポートはなかなか難しいと思われがちですが、栄養管理や生活習慣の管理などは、周りの大人がしっかり管理してあげたい部分です。

身長を始めとした体の成長に関わる栄養素はたくさんありますが、その中でも最近注目されているのがメラトニンという成分です。メラトニンは、体内で分泌されるホルモンの一種です。

女性ホルモンや男性ホルモン、成長ホルモンなどという言葉なら聞いたことがあるかと思いますが、人間の体内にはたくさんの種類のホルモンがあり、ホルモンは現在みつかっているだけでもなんと100種類以上存在します。

「メラトニン」というのは、このホルモンの一種で、暗くなると体内に分泌されるホルモンです。ホルモンを分泌するサインを送るのは脳の仕事ですが、メラトニンは脳の松果体という部分から分泌されています。

主な働きは、体温を下げたりすることで、体内時計を正常に働かせ、体が睡眠のモードに自然に入っていけるようにすることです。朝起きると、徐々にメラトニンの分泌は少なくなり、日中に活動している間はほぼ分泌されていません。

メラトニン 身長
引用元:スギ薬局

このような働きをするため、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンですが、はたらきはそれだけではありません。体の疲れを軽減させたり、新陳代謝を活発にしたり、と、人間の体が健康であるためにとても大切なホルモンです。

その他にも、メラトニンには性ホルモンが過剰に分泌してしまうことを抑制するはたらきがあります。

性ホルモンというのは、生殖器の発育などに大きく影響するホルモンです。つまり、性ホルモンが成長期に過剰に分泌されてしまうと、体が早くに成長を終え、成長期が終了してしまう可能性があります。

身長が伸びる仕組み

身長が伸びるのは、人間の一生のうちで主に成長期の期間のみです。そもそも身長が伸びるのはもちろん骨と関係しています。生まれつき、人間のそれぞれの骨の端には骨端線と呼ばれる軟骨があります。骨端線は子供の頃は非常に柔らかい軟骨で、成長期になると成長ホルモンの影響を受け、骨端線が伸びていきます。

そして、成長期が終わると骨端線は白く固まり、他の骨と同様になります。こうなってしまうと、もうそれ以上伸びることはありません。これが、身長が伸びる仕組みです。

生まれ持っての骨端線の量は人それぞれ異なります。また、骨端線が残っていても、たとえば栄養不足や成長ホルモンが正常に分泌されずに、成長期にうまく伸びきらなかった場合など、骨端線が伸びきるよりも早く成長期が終わってしまえば、やはりそれ以上身長は伸びません。

身長の伸び方が人それぞれ違うのはこれが理由です。

そのため、しっかりと身長を伸ばしきるためには、成長期の期間をできるだけ長くとどめておくことが重要です。そのために、性ホルモンを調整するメラトニンが注目を集めているということです。

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効率よくメラトニンが作り出す方法

たとえばビタミンやカルシウムなど、他の栄養素に関しては、サプリメントで効率的に摂取するという方法があります。しかし、メラトニンは日本においては医薬品として扱われているため、サプリメントなどが市販されていません。

体内で効率よくメラトニンが作り出されるようにするために、気をつけておきたい生活習慣を紹介します。

朝は決まった時間に起きるようにする

メラトニンの役割でお伝えしたように、体内時計によって、メラトニンは日中の活動時間帯には少なく、夜間には多く分泌されるようになっています。つまり、体内時計が狂ってしまうと、メラトニンの分泌にも影響が出る可能性があります。

体内時計を正常に保つためには、規則正しい生活をすることが大切です。人間の体は活動時間を基準にしているため、朝の過ごし方が肝心。

起きたらなるべく早くに日の光を浴びたり、同じぐらいの明るさの光を浴びることで、体が起きる時間だと認識します。軽めにでも良いので朝ごはんを食べて、一日に活動するためのエネルギー補給をしてください。そして、日中に適度な運動をすることで体内時計は正常になり、体も程よく疲れるので夜もしっかり眠れるようになります。

人の体は疲れれば自然と眠れるようにできています。起きる時間がずれてしまうと、寝付きが悪くなったりして疲れがとれず、またすっきりと起きられない、という悪循環を招きます。まずは、学校が休みの日なども同じ時間に起きるという、規則正しい生活を心がけましょう。

睡眠前は暖色系の照明を使用する

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起床時間を揃えるようにするとともに、できるだけしっかりと眠れるような環境を整えることも忘れないでください。眠っている間にできるだけ効率よくメラトニンを分泌させるためには、しっかりと深い眠りにつくことが欠かせません。

特に、強い光はメラトニンの分泌を邪魔してしまうことがわかっています。眠る直前までテレビを見ていたり、携帯電話やパソコンなどのいわゆるブルーライトと呼ばれる光も同様です。

暖色系の照明の場合は、このブルーライトを含まないので、メラトニンに影響を与えにくい特徴があります。寝室の照明を暖色系の照明に変えることで、メラトニンを効率よく分泌させるようにしましょう。

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日中にリズム運動をする

最後に、活動時間中に気をつけられることを紹介します。適度な運動が体内時計を正常にするために重要だという話はすでにお伝えしましたが、運動がもたらす効果はそれだけではありません。

そもそも、メラトニンを作り出すためにはセロトニンという物質が必要です。セロトニンは、リズム運動によって活性化するということがわかっているので、日中は積極的にリズム運動をしましょう。

『リズム運動』というのは、主にスクワットや階段の上り下り、踏み台昇降などです。スクワットや踏み台昇降であれば大きな音が立てられない自宅でも簡単にできる運動です。

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またエレベーターやエスカレーターを使用せずに、なるべく階段を使用するなどの工夫してみるのも良いですね。運動後の一定期間には成長ホルモンも効率的に分泌されるため、ぜひリズム運動を取り入れるようにしてください。

成長期は心も体もすくすくと大人になるための準備が行われる時期であり、特に目に見えて確認できる身長の伸びは、親にとっても子供の成長のひとつの目安として、気がかりな点なのではないでしょうか?

子供の成長というのは、一日や二日で効果が現れたり目に見えて違いが出るようなものではありません。

だからこそ、毎日の習慣そのものを、しっかり改善することが大切です。生活習慣の改善というととてもエネルギーを使うことに感じますが、一度習慣化してしまえば、継続は案外難しいものではありません。子供がしっかりと成長できるように、ぜひご自宅で十分なサポートをしてあげてください。

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身長が伸びる方法.com編集部

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