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成長期に「足が痛い」という子供に多く見られる成長痛。

病院に行っても異常は見つからず、原因もはっきりしません。

ここでは病気としての明確な定義はないと言われる成長痛の症状、対処法や注意点について詳しく解説していきます。

成長痛とは?

成長痛とは急激に身長が伸びる成長期に訪れる膝やかかと、ふくらはぎ、足首に見られる痛みです。昼間に痛みを訴えることはほとんどなく、自宅に帰ってからの夕方から夜にかけて痛むことが多いようです。

「幼児期から見られる痛み」「小学校の高学年から見られる痛み」など諸説ありますが、一般的には3~10歳頃に起こるのが成長痛と言われています。

また小学校高学年や中学生になってからの成長痛は、スポーツ障害と混同されているケースもあるので注意が必要です。

成長痛は成長期に起きる痛みの総称で、病気としての明確な定義はありません。痛みを訴えるものの、レントゲン検査などでは異常が見られないことがほとんどです。

成長痛の痛み方には個人差がありますが、だいたい30分~1時間程度で痛みが治まることが多いとされています。

成長痛との区別が付きにくく、実際に混同されてしまうことがあるスポーツ障害。スポーツを続けている子供が痛みを訴える場合は、スポーツ障害の可能性が高くなります。

成長痛の場合は痛む部位が変わるという特徴がありますが、スポーツ障害では同じ部位が痛みます。

スポーツ障害の場合は、オスグッドシュラッター病やセーバー病(踵骨骨端症)などで知られる「骨端症」を起こしていることが考えられます。

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成長痛はなぜ起こる?

成長痛のはっきりとした原因は分かっていません。現在のところでは、次のようなことが原因になっているのではないかと言われています。

  • 成長期は骨端軟骨の成長が速く、これが足や関節の痛みの原因になっている。
  • 骨の急激な成長によって腱を通じ筋肉が引っ張られ、骨と筋肉の結合部分に炎症が起きる。
  • 体が硬い子供の場合は、日中の筋緊張の疲れが原因になることがある。
  • 疲れやストレスが原因になっていることもある。

3~6歳ぐらいの幼児の場合は、「構ってもらいたい」という欲求の現れとして生じることがあります。

どちらかというとナイーブな性格の子供に見られることが多く、本人に下の子が生まれる、もしくは生まれたことで親を独り占め出来なくなった、周囲の環境が変わった等によって引き起こされます。

主に膝周囲に痛みを訴えますが、優しくさすってあげたり、しっかりスキンシップを取ってあげたりすると改善されてくる場合もあります。

ほとんどのケースは心配ないものが多いのですが、中には何らかの疾患が原因となっていることもあるので、症状が続くようであれば一度小児科を受診してみるといいでしょう。

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ちなみにスポーツ障害の場合は、

  • 同じトレーニング、同じ動作を繰り返し行っている。
  • 片側の足に負担がかかりやすくなっている。
  • ストレッチ不足。
  • 十分な疲労回復がなされないまま、更にスポーツをして負担がかかる状況にある。
  • 体が硬い。

などが原因になっていることが多くなっています。

成長期の子供で膝下を痛がる場合はオスグッドシュラッター病の可能性があります。大腿四頭筋を酷使すると脛骨粗面が引っ張られ、それにより痛みが生じる疾患です。

始めは片側だけを痛がりますが、その足をかばっているうちに反対側にも痛みを生じることがあります。

またかかとが痛む踵骨骨端症は、かかとの骨に繰り返し圧力や衝撃がかかることによって発症します。

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成長痛の対処法

成長期の子供が膝やかかと、足首、ふくらはぎなどに痛みを訴える場合は、成長痛の可能性もありますが、スポーツ障害や骨髄炎、腫瘍といったほかの疾患が隠れていることも考えられます。

次のような症状が見られたら、病院を受診するようにしましょう。

  • 同じ部位を頻繁に痛がる。
  • 夕方~夜だけでなく、昼間も痛みを訴える。
  • 痛みが強くなっている。
  • 腫れがひどい。
  • 歩き方がおかしくなる。
  • 特定の部位の痛みのほかに、発熱や倦怠感などの症状が見られる。

こういった症状がある場合は、まず整形外科を受診してみましょう。

また普段から継続してスポーツを行なっている子供の場合は、スポーツ障害を疑ってみる必要があります。

  • どこが痛むのか
  • いつから痛むのか
  • 痛みを起こすきっかけとなったことがあったか
  • どんな動きをしたら痛むのか

などを医師に伝え、きちんと検査を受けることが大切です。

しばらく運動自体を休むべきと診断されたら、決して無理をさせず、本人の将来のことを考えて医師の許可が出るまでは休むようにしましょう。

中途半端な状態で復帰すると、今度は更に悪化させてしまい、長期に渡って休まなくてはならないような状態になる可能性があります。

成長痛の注意点

幼児や小学校低学年ぐらいの子供の成長痛は、「甘えたい」気持ちが痛みとして現れることもあります。

前述したように本人の下に兄弟が生まれたり、引っ越しなどといった大きな環境の変化が原因になっている可能性も少なくありません。

痛みの場所もその時によって違ったり、夢中で遊んでいる時は痛みを訴えなかったりと、大人から見れば「ウソをついてるんじゃない?」と思いたくもなります。

しかしこれを「ウソだ」と決め付けて、「相手にしない」「本気にしない」などの態度を取ると、症状がもっとひどくなることもあれば、ストレスが蓄積され別の疾患を発症してしまう可能性もあります。

この年齢の子供達の成長痛については、

  • 話を聞いてあげること
  • 痛みがあればさする、もしくはマッサージをして痛みが和らぐようにしてあげること
  • 例え短い時間でも、積極的にスキンシップを取るように心がけること

などで、症状が改善されることもあります。

しかしいつも同じ部位を痛がったり、その頻度が多かったりする場合は注意が必要です。何らかの病気が隠れていることが考えられます。

実際に3歳の男の子のケースですが、引っ越し直後ずっと足を痛がるため、最初のうちは親に甘えているだけだろうと思っていたものの、その状態が続いたため受診すると、白血病が発見されたというケースもありました。

幼児は自分の状態を上手く説明できないため、例え医師であっても隠れている病気を見付けられないことがあるのです。場合によってはセカンドオピニオンも視野に入れておくといいでしょう。

小学校高学年から中学生にかけての成長痛は、できるだけ早く整形外科を受診しましょう。

まずはスポーツ障害などの疾患でないかどうかを確認することが重要です。骨や筋肉に異常がないことが分かれば安心できますし、その安心が症状を軽減するケースもあります。

ただし異常がなくても痛みがあるうちは、なるべく安静にしておく方がいいでしょう。

前述したオスグッドシュラッター病や踵骨骨端症などのスポーツ障害のほかにも、次のような疾患の可能性も考えられます。

ぺルテス病

2~12歳に見られやすく、特に4~8歳に多い疾患です。大腿骨頭の骨化核に、血行不良による虚血性壊死が生じる疾患です。

股関節から膝にかけて痛みが現れ、変形が残ると歩行障害が残ることもあるので注意が必要です。

シンスプリント

ほとんどの場合は脛骨過労性骨膜炎のことを指し、脛の内側が痛む疾患です。筋肉が骨に付着するラインに沿って痛むことが多いと言われています。

軽症であれば何とか運動を続けられないこともありませんが、ひどくなると疲労骨折に繋がる可能性もあります。痛みが現れたら早めに運動を休んで、軽症のうちに治してしまうことが大切です。

また普段からストレッチをしっかり行なうようにしましょう。

ラッセン病

膝蓋骨(膝のお皿)の軟骨が損傷することによって痛みが生じる疾患です。足を頻繁に酷使するスポーツが原因になると言われています。

ジャンプやランニングなどにより繰り返し衝撃を受けると悪化します。

10~15歳の成長期の男子に多く見られ、骨が完成してくる15~16歳には自然に治癒してしまうことも多いようです。痛みが強い場合は受診することをオススメします。

まとめ

  • 成長痛とは急激に身長が伸びる成長期に訪れる膝やかかと、ふくらはぎ、足首に見られる痛み。昼間に痛みを訴えることはほとんどなく、自宅に帰ってからの夕方から夜にかけて痛むことが多い。
  • 一般的には3~10歳頃に起こるのが成長痛と言われており、小学校高学年や中学生になってからの成長痛は、スポーツ障害と混同されているケースもあるので注意が必要。
  • 成長期の子供が膝やかかと、足首、ふくらはぎなどに痛みを訴える場合は、成長痛の可能性もあるが、スポーツ障害や骨髄炎、腫瘍といったほかの疾患が隠れていることも考えられるため早期治療が大切。

 

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身長が伸びる方法.com編集部

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