この記事は約 4 2 秒で読めます。

子供にとって身長が伸びるということは嬉しいことのように思えますが、その裏で成長痛に悩まされてしまうことも少なくないでしょう。
しかし、どの部分が痛むのかを把握していなければ病気になってしまったのではないかと深刻に捉えてしまうこともありますので、成長痛が起こる場所とどのような痛みなのかについてみていきましょう。

成長痛が起こる場所と症状

成長痛が起こる場所と症状
成長痛が起こる場所というのは、主に下肢において起こるのがほとんどです。というのも成長痛の原因の一つとされている骨端線の成長ですが、骨端線と呼ばれる軟骨は下半身に多く存在しているからです。

下半身だけに骨端線が存在しているわけではありませんが、主に身長が伸びるのに関わる脚や、背骨の骨と骨の間の両端にあります。

この骨端線が成長することによって骨が伸び、それにともなって筋肉も伸びて成長するのですが、筋肉が引っ張られている際に炎症が起こってしまうと痛みが生じ、これを成長痛と一般的に呼ぶのです。そのため、成長痛が起こるのは主に膝・かかと・足の甲・股関節だと言われています。

関連記事成長痛で子供の身長伸びる仕組み~成長痛がなくても身長は伸びる?

また、痛み始める時間帯は夕方から夜半にかけて起こるのが大半で、30分から1時間程度の間痛むことが多いです。この成長痛の特徴として痛みは継続的に起こるのではなく5分おきに痛みが治まりまた痛みだすという波のような痛みがあるということです。

関連記事成長痛は夕方以降に発症?不安が痛みになることも!特徴や対処法

成長痛は10代に起こるものと思われがちですが、乳幼児にも起こってしまうことがあるので中には痛みに耐えきれず泣き叫んでしまう子どももいます。心配しないよう成長痛が起こる場所は覚えておくようにしましょう。

関連記事成長痛になる年齢は?痛みの原因とケア~スキンシップを重視して

膝(ひざ)周辺

膝周辺にも骨端線は存在し、特に成長痛において痛みが出やすいと言われている部位が膝周辺です。また、成長痛だと思っていた痛みが実は成長痛ではなくオスグッド病であったということも考えられますので、膝の痛みには細心の注意を払う必要があります。

オスグッド病に関しては後述しますが、膝は特にスポーツにおいて痛みが出やすい部位でもあるので、膝の痛みを訴えだしている際に夕方から夜半にかけての一定時間であるのか、あるいは朝になっても痛みが引かないのかというところで判断するとわかりやすいでしょう。

関連記事オスグッド病の原因と症状~その骨の痛みは成長痛ではないかも?

かかと・足の甲

かかとや足の甲も骨端線が成長することによって痛みが生じる場合があります。また、普段からよく走ることの多い子供であれば、かかとや足の甲に炎症が起きている場合、あるいは知らないうちに疲労がたまってしまって負荷がかかりすぎている場合があるので、やはり時間帯によって痛みの変化があるかどうかを見極める必要がありそうです。

関連記事かかとが痛いのは成長痛じゃないかも!?靴のサイズは合ってる?

股関節

股関節が痛みだすということも成長痛の特徴の一つにあります。子供というのは痛みが発生している部位の特定が曖昧なことも多いため、どこで痛みが発生したのか、いつ頃から痛いのかを聞いて、症状の切り分けをすることをおすすめします。

股関節は普段炎症にならないように思えてしまいますが、股関節炎やペルテス病など重大な疾患が隠れている恐れもあるので、夜に痛み始めたから成長痛だという安易な判断はやめて、痛みに対して継続しているかどうかしっかりと聞くようにしてください。

関連記事子供の股関節の痛みは成長痛?他の病気の可能性も?!

下肢以外で起こる痛みは成長痛?

成長痛 下肢以外で起こる痛み
成長痛は主に下肢で起こるという説明をしましたが、基本的には上半身に起こるものではありません。なぜ下肢にのみ成長痛が起こるのか正確なメカニズムは解明されていませんが、成長痛というのは骨端線が成長して骨が伸びることによって筋肉が追い付かずに引っ張られて起こるものだと言われています。

もしかすると下半身の骨端線の成長というのは大きく成長してしまうのではないかという見解もあるほどです。

また、基本的に上半身の成長痛は起こるものではないという言い方をしましたが、明確なメカニズムが解明されていない以上は上半身で起こる可能性というのもゼロではありません。

また、女性に関しては乳房が成長するにつれて胸がちくちくと痛むこともあります。この場合は身長が伸びるということではなく女性ホルモンが分泌されることによって女性らしさを作る上での痛みとなっていますので、成長痛というグループに該当すると考えて良いでしょう。

とはいっても、成長痛という言葉自体曖昧なものでしかありませんので、痛みが夕方から夜半にかけて起こるものだとしても、継続して起こり続ける、あるいは痛みが一日中続いてしまうようであれば一度医療機関に相談することをおすすめします。

関連記事成長痛と間違えやすい4つの病気の特徴と違いとは?

スポーツ障害にも気をつけて!

成長痛 スポーツ障害
子供が成長するにつれてスポーツを始めるという機会も多くなるかと思います。しかし、身長を伸ばす上で気を付けなければならないことは、成長痛の部位に起こるスポーツ障害や、スポーツ障害によって骨端線が損傷してしまうことです。

関連記事スポーツ障害予防の為にジュニアアスリートが摂るべき栄養素

成長痛と勘違いされがちなスポーツ障害で、特にオスグッド病は膝の成長痛と混同されやすい障害の1つになります。オスグッド病というのは膝の皿の下にある骨が出っ張ってしまい痛みを伴ってしまいます。サッカーやバスケ、バレーといった種目でオスグッドになりやすい傾向にあるのが特徴です。

このオスグッド病になった場合は、太ももや膝周辺の筋肉を軟らかくすること、あるいは身体の使い方や膝に負担をかけすぎないようなリハビリをする必要がありますので、やはり整形外科などで診てもらうのが最適です。

また、セーバー病と呼ばれる症状は足のかかとが成長途中であるために軟骨でできている10歳前後の子供に多いです。かかとが軟骨でできているため、ジャンプして着地した際の衝撃が過度に伝わってしまい負荷がかかりすぎてしまう、あるいはアキレス腱が引っ張られることによって軟骨にヒビや炎症が起きてしまい痛みとなって表れてしまいます。

また、部活動やクラブに属して活動している子供にありがちですが、疲労をうまく取り除くことができずにスポーツを続けることによって一定の箇所に負担がかかり、疲労骨折してしまうというものです。

疲労がたまっている状態ですと、前触れとして痛みが出てくるものですが、運動中というのは痛みが引いてしまうため、子供はそのまま運動を続けてしまいます。子供とコミュニケーションをはかっていなければ、痛みがちょくちょく出ているというニュアンスを成長痛だという捉え方をしてしまい、思わぬ障害へとつながってしまうこともあるでしょう。

関連記事疲労骨折予防のために特に意識的に摂りたい3つの栄養素

アスリートに多い骨端線損傷

骨端線というのは軟骨で形成されていますので、大人であれば骨折しているところを子供では骨端線の損傷で済まされる場合が多いのです。

しかし、この損傷の仕方によっては後遺症となってしまう場合があり、損傷した部位や後遺症となるような損傷を受けた場合は適切な治療を施さなければ成長障害や骨がずれた状態でくっつき変形してしまう、あるいは関節機能障害になることもあります。

病院へ連れていき、レントゲンを撮って確認したにも関わらずこういった後遺症が起こる場合もあるのですが、実は骨端線というのはレントゲンでは映らないものになっているのです。そのため、骨端線が損傷しているかというのは判断がつきにくく、より技術に信頼のある医師がいる病院で検査を受けるほうが安心できるでしょう。

アスリートを目指す子供が増えてきている一方で、この骨端線損傷は将来に大きく響いてしまう可能性があるものだと親御さんが理解して、うまく把握しながらスポーツをさせていくことが大切です。

特に体格や身長の高さによって優位に運べる運動種目をしている場合は、身長が伸びる、成長するということは非常に重要ですので、子供が理解できていない部分をサポートする感覚で見守るようにしてください。

関連記事成長痛で子供の身長伸びる仕組み~成長痛がなくても身長は伸びる?
関連記事成長期のジュニアアスリートの朝ごはんに最適なのは白米?パン?

The following two tabs change content below.

身長が伸びる方法.com編集部

小学生・中学生・高校生のお子さんがいるあなたに。このサイトでは成長期の子供の身長を伸ばすための情報を配信しています!健やかな発育のために…高身長を作るために必要な栄養素から、簡単にはじめられる身長を伸ばす習慣など知っておきたい情報が満載♪