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皆さんは愛情遮断症候群という病気をご存知ですか。
その名の通り愛情を受け入れられず、精神的な成長が見られないばかりか身長や体重にまで影響を与えていつまでも幼児のように振舞うようになってしまう病気です。

今回はそんな愛情不足が招く幼児の病気の1つである愛情遮断症候群について詳しくご説明いたします。

愛情遮断症候群とは

愛情不足で寂しそうな女の子画像
まず愛情遮断症候群とはどんな病気かと言うと、母親から十分な愛情を持って育ててもらえず、肉体的にも精神的にも成長が遅れてしまう状態の総称です。

もちろん病気の1つであり、症状によっては入院をする事も考えられるのですが、症候群と名前が付いているのは、多くの原因と症状がこれに当たるためです。

母親から十分な愛情を受けていないという前提においても、家庭環境によってその現状は様々です。母親が病気やケガで子育てできる状態ではなかったり、肉体的には問題なくとも母親自身が子育てを拒否している事もあります。

また母親が子供に愛情を与えられないのは、その母親もまた愛情を注いでもらっていなかったからという原因もあるため、必ずしも母親自身が直接的な原因とはなりません。

母親が育児に手が回らなくとも父親や代理の養育者がしっかりと愛情を育てていれば、愛情遮断症候群にはなりません。母親だけの問題ではないというわけです。

原因は基本的に愛情不足という事になりますが、何故愛情不足になるのかは家庭環境によって大きく異なります。

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愛情遮断症候群の症状

愛情遮断症候群の原因がいくつもあるように、症状もいくつもあります。一言でまとめると身体的、精神的な成長の遅れという事になりますが、どちらも多岐に渡っています。

まず身体的には、純粋に身長や体重が年齢の平均に届いていなかったり、お尻がへこんでいたり、肋骨が見えていたりと、見るからに不健康そうな身体つきになります。

精神的には落ち着きがなく、また人と目を合わせない様にして、表情も乏しい物になっていきます。愛情が足りないというストレスによって、異常な暴食だったり、かんしゃくを起こしたり、果てはおしっこやうんちをもらす事にも繋がっていきます。

愛情遮断症候群は愛情が不足している事によって起こる症状なのですが、愛情を与えるつもりで抱きかかえようとすると拒絶します。また子供の方から抱き着くという事も無くなります。

これが愛情遮断症候群の特徴的な行動の1つになりますが、本当に愛情遮断症候群なのかは様々な数値から総合的に判断します。

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診断方法

愛情遮断症候群の診断方法は基本的には身長や体重などの数値を計測して、年齢に見合った成長をしているかどうかで判断します。

日々の食事から栄養学的に分析しつつ、身長、体重、頭囲を計測して成長曲線を作り出し、正常な成長ができているかチェックします。

先ほど抱き着かれるのを嫌がったり抱き着かなくなったりするという症状を話しましたが、単純に照れていたり天邪鬼だったりが理由でそういう行動を取っている可能性もあり得ます。

愛情遮断症候群の場合1番気を付けなければならないのが、成長の遅れです。

基本的に命に関わる症状は現れませんが、身長や体重が平均よりかなり低い数値を出すと周りからいじめられる原因にもなりますし、この病気の場合は精神的にも成長が遅れているため、それだけ周りに馴染みにくくなってしまいます。

つまり愛情遮断症候群であるがために、新しいストレスを抱える事が将来的に多くなってしまうという事です。

また母親の育児方法に問題がある場合、それを病院や周りに隠すという事もあります。この場合は子供の服が汚れていたり、皮膚が汚いなどの状態から判断する事もあります。

子供の服に気を使っていないのであれば、食事にも気を使っていない可能性が高くなり、成長に必要な栄養を摂取できていないという事に繋がっていくからです。

なので幼児期にしても成長が遅いと感じたら早めに診察を受けてチェックしましょう。放置していると大人になっても身長が120㎝台という事になりかねませんよ。

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治療方法

愛情遮断症候群の治療法は至ってシンプルで、まずは愛情を注げる環境を整える事と、子供がストレスを感じない環境を整える事です。

ただ原因によってはこれを整える方法が異なってきます。例えば単純に母親が育児できない状態であれば他の身内に預かってもらうなどでも解決しますが、その身内もいないとなると入院として病院で預かる事もあります。

特に成長がすでに年齢に対して大きな遅れが発生している場合には入院する事が多いです。これは自然な成長ホルモンの分泌だけでは後れを取り戻せない事を考慮して、病院で成長ホルモンを投与する事があるからです。

基本的にはストレスを感じている環境から切り離す事で、正常な成長状態に戻っていきます。環境を変えただけで一気に身長が伸びたという結果も出ています。

愛情遮断症候群によるストレスが、子供の成長を大きく妨げているという事を覚えておきましょう。

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愛情遮断性低身長

外の景色に興味津々の赤ちゃん画像
愛情遮断症候群になると基本的に成長が遅れるため、身長も低くなります。これは愛情遮断症候群の特徴的な症状の1つになります。

ではなぜ愛情遮断症候群になると低身長になるかというと、それはストレスが鍵を握っています。

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愛情遮断症候群と成長ホルモンの関係

成長ホルモンという言葉は1度は耳にした事があると思いますし、寝ている時に多く分泌されるとか、午後10時から午前2時の時間帯に寝るのが大事というのも聞いた事がありませんか。

子供の成長にはこの成長ホルモンは欠かせない存在であり、そのためにしっかり寝るという事も非常に重要です。寝る子は良く育つというのは降ってわいた言葉ではないのです。

そんな成長ホルモンですが、もちろん夜の時間にぐっすり眠れているかどうかで分泌量が大きく変わっていきます。

さて、愛情遮断症候群の子供は果たして夜ぐっすり眠れているでしょうか。起きている時は愛情が不足していてかんしゃくを起こしたり、落ち着きがないとしても、寝ている時は全てを忘れているのではと思うかもしれませんが、そんな事は全くありません。

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愛情が不足している事に依るストレスは、大人が思っている以上に子供たちにとっては大きなストレスになっているのです。そのため夜もしっかりとした睡眠が取れず、成長ホルモンの分泌もほとんど止まってしまっているのです。

大人になっても異常に身長が低いというのは実際にあり得る話であり、その場合この愛情遮断症候群の影響で成長ホルモンがほとんど分泌されていない可能性が高いわけです。

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愛情不足のまま大人になると何が起こるのか

愛情遮断症候群は子供の頃であれば単純な成長の遅れだけで済みますが、精神的な成長も遅れたままとなるので、そのまま大人になると善悪の区別がつかない、モラルのない人間となってしまいます。

具体的には思春期辺りから非行に走るようになり、未成年飲酒や喫煙、万引きと言った犯罪行為に手を染めるようになりますし、孤立して生活するようになります。誰かと行動するのを嫌がるため、集団生活の場である学校にも行きたがらなくなります。

ここで思春期にありがちな過ちだろうと適当な対応をしていると、そのままの状態で大人になってしまいます。

他人との関係の構築が上手くいかず対人トラブルを招きやすいだけでなく、自分最優先の考え方によって他人を傷つける事も珍しくありません。

特に愛情不足を何かで補うかのように依存症になる事も多いです。物に限らず、人に固執する事もあるため、ストーカーやDVに及ぶ事もあります。

この様に愛情不足のまま大人になると犯罪に手を染める事に繋がっていきます。子供にはしっかりと愛情を注ぎ、自立した人間になれるよう育てていきましょう。

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身長が伸びる方法.com編集部

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