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子供の体は、成長期の間に内臓が強く大きくなったり、骨が強くなったりと、大人になるための準備として著しく成長します。背が伸びたり、女性らしい体つきへと変わっていくのもこの時期です。

子供が大人になる体の準備をするということは、その期間に後の健康状態を左右することでもあります。我が子のことであれば、親が「できるだけしっかり成長してほしい」と思うのは不思議なことではありません。

低身長症の原因

身長測定
成長の度合いや速度は人それぞれ違うので、比較的早い年齢で、夏休みなどの一定の時間にグンと背が伸びる子供もいれば、長時間をかけてゆっくり身長が伸びる子供もいます。他の子に比べて背が伸びるのが遅い気がすることがあっても、どの程度が通常の範囲内なのか、というのを見極めるのはなかなか難しいですよね。

しかし、身長において、一定の基準によって判別できる「低身長症」というものがあります。

現在の身長や、2~3年のあいだにどれぐらい身長が伸びたかを同年代の平均と比較し、著しく成長が伸びていない場合に「低身長症」と診断されます。医師によって低身長症と診断されれば、適切な治療を受けられる場合もあります。

では、低身長症の治療とは、いったいどのようなことをするのでしょうか?

低身長症にはいくつかの原因が考えられ、原因によって治療法は変わります。まずは低身長症の原因をわかりやすく説明します。

低身長症の約3割は、病気が原因となって背が伸びることを妨げている場合があります。たとえば成長期に背が伸びるメカニズムには、成長ホルモンというホルモンが大きく影響しています。

成長ホルモンが効率的に分泌されることが、すくすくと成長するための秘訣なのですが、そもそも成長ホルモンというのは脳から指令が送られて体内で分泌されます。

つまり、指令を出す部分の脳の機能が低下してしまうと、効率良く分泌されなくなってしまいます。脳に外傷を受けたり、脳腫瘍などの病気によって視床下部が上手に成長ホルモンを出すサインを出せなくなってしまうことがあるようです。

成長ホルモンだけでなく、甲状腺ホルモンというホルモンは骨をのばす働きをするので、直接的に身長を伸ばすことをサポートしているホルモンです。甲状腺の病気で甲状腺の機能が低下することで、甲状腺が十分に分泌されなくなってしまうと、低身長症の原因になります。

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また、ターナー症候群やプラダー・ウィリー症候群といった染色体異常の病気だと、成長期自体がなかったり、発育そのものがしずらい体質だったりする場合があり、これが低身長症を引き起こしてしまうこともあります。

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病気以外の低身長症の原因は、成長ホルモンによるものが大きいです。

成長ホルモンには分泌されやすい条件があり、これを満たしていない場合には、病気ではなくても成長ホルモンが分泌されにくくなってしまいます。たとえば上質な睡眠の最中や、適度な運動をしたあとに成長ホルモンが多量に分泌されることがわかっています。

また、十分な栄養が摂取できているかどうかも重要なポイントです。栄養が十分に摂れていなかったり、しっかり食べているつもりでも栄養分が偏っていたりすると、成長ホルモンの分泌にも影響を与えます。

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低身長症の治療法

低身長症の治療法は原因によっていくつかあります。

まず、成長ホルモンが著しく不足している場合や、遺伝子の病気によって発育不全があったり、成長ホルモンが分泌しにくい体質の場合には、成長ホルモンを投与します。

成長ホルモンの正体はタンパク質なので、サプリメントのように口から投与しても胃で分解されてしまい、きちんとした効果を得ることができません。そのため本人や親によって簡単に投与できる注射器を使用して、ほぼ毎日体に直接投与します。

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甲状腺に異常がある場合には、そもそも甲状腺の働きがよくなるよう、病気そのものの治療をします。しかし、成長期は一定の期間で終わってしまうため、著しく甲状腺ホルモンが足りないようであれば、甲状腺ホルモンを投与することもあります。

その他、骨そのものに異常があって身長が伸びにくいことがわかっている場合には、骨延長手術という手術をしたり、他の病気が影響している場合には、病気そのものを改善していくための治療法が取られます。

骨延長術
引用元:成長ホルモン治療情報サイト

原因がどんなものであっても、人の身長が伸びる時期というのが成長期が終わるまでの限定された時間であることに変わりはありません。

大人になってから成長ホルモンを投与しても、もう身長は伸びません。いつか病気が治るとしても、成長期が過ぎてしまっていては、それから背を伸ばすことはできなくなってしまいます。

そのため、低身長症の治療を開始するのは、できるだけ早い時期の方が良いようです。うちの子はもしかしたら低身長症かも、と思い当たる部分があれば、一度病院にいって診察してもらうことも検討してみてください。

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身長が伸びる方法.com編集部

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